昨年ずっと探していたけど、結局見つけられなくて断念した商品がある。それはお茶の専門店「ルピシア」のアイスクリームだ。Twitterで話題になったのをきっかけに注目が集まり、取り扱い店舗で軒並み完売。何軒か探し歩いたが結局見つけられず、ついには購入を断念せざるを得なかった。
それから約1年を経て偶然発見! 神奈川・相模大野の店舗で見つけてしまったんだよ!! 買うなら今しかねえ! ってことで、買って食ったら……、こりゃ売り切れるわ。ウマいもの、ウマすぎだもの! ウマさに身悶える……。
・冷凍庫は宝箱
ルピシアのアイス(グラス & ソルベ)は知る人ぞ知る人気商品で、昨年だけでなくシーズンごとにたびたび売り切れになる。取り扱い店舗が少ないことも、商品のレア度を高める要因になっている。都内ではたったの3店舗でしか販売していない。
そんなルピシアアイスと私が出会ったのは、小田急線相模大野駅だった。
所用を済ませて都内に戻るために、改札に向かっている途中に、お店が目に入った。近頃はコーヒーよりもお茶を愛飲しているので、自宅用に何か買って帰ろうかな? と、軽い気持ちでお店を眺めたところ……
あ、あれは!? アイスクリームだとッ! マジかよ、ここアイスあんの? 食いてえ、食ってみてぇええええ!
駆け込むような勢いで入店。店内を見回すと……、あった! これが幻のルピシアアイスか。冷凍庫が宝箱に見える。
このお店の取り扱い商品は、「ロイヤルミルクティーASSAM」「アールグレイ」「焙じ茶 鬼の焙煎」「ロゼ ロワイヤル」「白桃烏龍 極品」(各税込380円)の5種。これらは通販でも買えるのだが……。
季節限定の「ダマスクローズ」「白桃ジャスミン」(各税込450円)なんてのもあるぞ! こんなの公式サイトにも載ってなかった。値段も上記の品より70円も高い。こりゃ絶対ウマいヤツですやん……。
ちなみに購入する際はスタッフにお願いして、冷凍庫から取り出してもらうことになる。
どれにしようか真剣に考えた結果、今回はロイヤルミルクティーと白桃烏龍を購入。持ち前の保冷バッグに入れて編集部へと持ち帰ったのである。
ハーゲンダッツはミニカップが325円である。このアイスはそれよりも55円も高い。つまりハーゲンダッツを超える美味しさでなければ、価格に見合わないことになる。はたしてその味は……。
・ロイヤルミルクティーASSAM
まずはロイヤルミルクティーから食べてみよう。フタを取ると、褐色のアイスクリームが顔をのぞかせた。かすかに感じる紅茶の香り、その匂いからすでに品の良さが漂ってくる。
ひと口食べると……、うう…うま、うま、うまい! 舌触りは滑らかで、生乳のリッチな甘さ。そしてアッサム紅茶の濃厚なコクを感じる。「紅茶フレーバーのアイス」ではなく、「紅茶そのもの」の味がしている。さすが、お茶の専門店がつくるアイスだ。
他社のロイヤルミルクティーアイスでは到底太刀打ちできない、「本物のロイヤルミルクティー」と言って良いだろう。浮ついたところのない、どっしりとした安定感のある紅茶味だ。
・白桃烏龍
続いて白桃烏龍。白桃烏龍はルピシアでも人気のお茶のひとつである。私も家で愛飲しているのだが、華やかな桃の香りと烏龍茶の旨味が調和した、心癒される美味しいお茶だ。アイスにしたらどうなるのだろうか?
実際に食べると……、これはヤバい! 悶絶しそうな美味さ!! 桃の香りが強く、烏龍茶の旨味もしっかりしている。アイスを食べて香りで癒されるのはコレが初めてかも。こちらもロイヤルミルクティーと同様に、お茶そのものの味が全然損なわれていない。アイスでここまでお茶の味を出せるなんて驚きだ。
いずれも北海道産の生乳を使用しており、嫌味のない豊かな甘さを楽しむことができる。380円の価格に見合う、いやそれ以上に価値ある味だ。
これは人気が出て当然。売り切れもやむなしの美味しさである。はたして、今年も売り切れになってしまうのだろうか? せめて通販ではいつでも買えるようにして頂けると助かる。
いまだルピシアアイスを食べたことがないという人は、在庫のあるうちに購入すべきだ。近くにお店がないという人は、通販を利用すべし。私も自宅用に備蓄して、この夏を乗り切る所存である。早めに買っておくとしよう……。
・今回訪問した店舗の情報
店名 ルピシア 相模大野ステーションスクエア店
住所 神奈川県相模原市南区相模大野3-8-1 相模大野ステーションスクエアA館 3F
時間 10:00~21:00
定休日 不定休