TikTok、AIチャットボット「Tako」のテストを開始

CNET Japan

 ショート動画アプリを運営するTikTokも他のIT企業に続いて、人工知能(AI)搭載チャットボットの開発を始めた。同社は米国時間5月25日、AIツール「Tako」の限定的なテストを、フィリピンの一部ユーザーを対象に開始したことをTwitterで発表した。

TikTokが表示されたスマートフォン
提供:James Martin/CNET

 「Takoは、TikTokでの検索と発見を支援するAI搭載ツール」であり、サードパーティーのチャットアシスタントを搭載していると、同社はツイート。さらに「これについて、現時点では今回の初期テスト以降の計画はないが、皆さんからのフィードバックを楽しみにしている」とした。

 TikTokの広報担当者は米CNETに対し、「私たちのコミュニティーに付加価値を与える新しい技術を常に模索している」「楽しみを提供し、創造性をかき立て、文化を促進する安全な場所を構築し続けていく中で、コミュニティーから学ぶことを楽しみにしている」と電子メールでコメントした。

 技術調査企業Watchful.aiによると、Takoはユーザーがこれまでに視聴したものやこれまでに質問した内容に基づいて、視聴するコンテンツやフォローするユーザーを提案できるという。同社が掲載したTakoのスクリーンショットには、Takoは質問に答えて会話できるが、その回答は真実ではない可能性があると記されている。

 OpenAI、Google、SnapなどのIT企業が、AIチャットボットをユーザーに提供し始めている。MicrosoftもAIを検索エンジン「Bing」に組み込んでいる。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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