東芝テックは5月26日、店舗運営の省人化や自動化を実現する次世代スマートストアについて、パートナー企業と2023年度に期間限定で共同出店すると発表した。
小売業などの店舗経営において、労働力不足による人手の確保や生産性の向上が大きな課題となっている。
そこで同社は、このような社会課題や経営課題に対して、パートナー企業と連携。AIやIoT機器などのデジタル技術の活用により、店舗運営の省人化やデータドリブン経営をサポートし、社会課題の解決を目指す。
次世代スマートストアは、AIカメラを用いた最新のチェックアウトや防犯対策システムなどを採用。最新のチェックアウトシステムを通じて、消費者が実際に買物が行える場であるとともに、流通小売業者には革新的なソリューションを提案していくという。
同時に、消費者の声を収集することで導入システムの改善につなげ、流通小売業者やパートナーと知見を集結し、新ソリューションの市場投入までのリードタイムの大幅短縮を目指す。
また、店舗DXを加速するための実証実験も計画。実証実験の店舗である次世代スマートストアでは、同社の従業員が流通小売業の知見を得る研修の場としても活用。流通小売業者の要望に添ったソリューションが創出できる人材育成も目指していくという。
