物々交換meetsギャンブル性
あなたのいらないものは誰かにとってはお宝かもしれないし、逆に誰かのいらないものはあなたが欲しいかもしれない。
いらないものをひとつ持ってくると誰かのいらないものが手に入る。
そんな物々交換にギャンブル性をもたせたイベントが再び大阪で開催されます。
開催概要
日時:2023年6月2日(金)12:00~19:00
場所:グランフロント大阪 北館1F ナレッジプラザ
ナレッジキャピタル10周年イベント 最新レポートで開催されます。
詳細はコチラ → https://kc-i.jp/activity/report2023/
グランフロント大阪 北館1F ナレッジプラザにダンボールが並んだ物流センターが登場します。
並んでいるダンボールに入っているのは誰かのいらないもの。
ガチャガチャから出てきた番号のダンボールを持って帰ることができます。
参加条件はだたひとつ、いらないものを持ってくること!
お願いです:
いらないものと言っても、「いらないけど、まだ使える」「できれば誰かに使って欲しい」。受け取る知らない人への思いがあるいらないものをお願いします。
①みかん箱サイズに収まるモノ( 120cmサイズ /長さ45cm × 幅38cm × 深さ35cm )
②動物や生モノやゴミを始め、適切でないと主催者が判断した場合はお断りする場合がありますので、あらかじめご了承ください。
どんないらないものが入るのか
いらないもの交換なので最初にいらないものを用意する必要がある。
デイリーポータルZ関係者とこのイベントの出演者からいらないものを提供してもらいました!
提供してもらった人たち(敬称略)
べつやくれい
トルー
窪田鳳花
パリッコ
石井公二
藤村忠寿
宇川尚宏
高瀬雄一郎
江ノ島繁道
石川大樹
安藤昌教
古賀及子
林雄司
デイリーのライターのなかに急な大物が混ざっているところが驚きポイントです。
ではずずずっと紹介していくので、ぜひ参加意欲を高めてください!
べつやくれい
LEDバーライト(3本セット)
アマゾンで買いました。
リモート会議用にPCにつけようとしましたが、PCのカメラにかぶってしまうことが判明し、あきらめて寝かせてありました。
商品の説明写真では、棚や壁で影になってしまうところ(キッチンの棚の裏とか、キャビネットの中とか)につけて明るくする目的のものみたいです。
調光できるところとLEDのバーを延長できるコードがついているのがポイントです。
いちばん明るくすると「ギャッ」っていうくらい明るし、ゴーストが出ます
トルー
1回しか使ってない寝袋
2年半前の引越しの際、家具も家電も何もない新居でキャンプをしてみたくなり、その時にAmazonで買って1回だけ使った寝袋です。
新居のグリルで缶詰を温めて食べて、この寝袋で寝ました。初めての場所で一人、寝袋で寝るというのは刺激的な体験でした。まさにキャンプです。
高価な物ではないので寝心地はあまり良くありませんでしたが、最低限寝袋としては使えます。
その後も家に置いて使う機会を見計らっていたのですが、結局使わなかったのでこの機会に提供します。寝袋は、キャンプとかしない人でも家に置いておくとちょっと安心できます。
窪田鳳花
鬼滅の刃の女性キャラのフィギュア
飲食店のゲームコーナーでなんとなく取ったのですが、よく考えたら鬼滅をちゃんと読んだことがなくて誰なのかも分からないので手放すことにしました。
大正時代が舞台の割には奇抜な髪色をしているという点がポイントです。変わったカクテルみたいで美味しそうですね。
もちろん新品未開封です。大切にしてあげてください。
大事なお知らせ:あばなび
今回のイベントでは棚までの案内をあばなびが行います。あばなび?
ナレッジキャピタルのアバター「黒湖たから」が自走式ロボットとなり、いらないもの棚まで案内してくれます。
バーチャルなキャラクターがリアルに飛び出して案内してくれるのが いらないもの。要素が多いと思います!お楽しみに。
それでは再びいらないものの紹介です。
パリッコ
記事で使った超精密な「はかり」
0.001gから50gまで計量可能な、超精密なデジタルはかりです。お麩やあぶらあげなど、鍋に入れておだしがじゅわっと染み込みそうな食材が、実際にどのくらいおだしを抱え込むのかを詳細に量りたく、ネットで購入しました。
その検証を無事終えて満足したので手放したいと思います(ちなみに優勝は「ふえるわかめちゃん」で、乾燥状態から15.874倍になりました)。
ぴったり1gのはずの1円玉を量ってみると、0.999gだったりして、その正確さと、「あぁ、経年劣化で0.001g削れたんだなぁ……」などと実感できるところが楽しいです。が、単位が小さすぎ、調味料の軽量などには不向きかと思います。
石井公二
未使用のコレクションケース
10年ほど前に「何かをコレクションしてみたいな」と急に思い立ち、何故かヨドバシカメラでケースから買ってしまったのです。しかし、一向にコレクションするものは見つからず、ずっとケースだけが放置されていました。
今から考えれば、「そりゃそうだろ」という話です。炊飯器がないのに米買うようなものですから。いや、米がないのに炊飯器買うようなもの?分かんなくなっちゃった。
おすすめポイントは、外箱に穴は開いてますが完全未使用であること。来世で何かコレクションするようなことがあれば、またコイツに会いたいと思います。
藤村忠寿
Tシャツ
いらないもの、Tシャツですね
水曜どうでしょうキャラバンとか、お芝居とか、イベントがあるたびにTシャツを作るんだけど、おれそんなに着れないってぐらいの数になってくるので、10枚ぐらい放出します
次はDOMMUNEの宇川さんですが、宇川さんらしい最高のテキストが届いたのでそのまま掲載します。かっこいいぞ。
宇川直宏
いらないものと因縁。もしくは排泄物との邂逅。
現在、人生を形作ったほとんど全ての荷物が荒川の200平米の倉庫に入っている。
つまり自らのアイデンティティーを形成したほとんど全ての情報は、いま、僕の肉体と離別して存在しているのだ。
現在の自宅に越してきたのは4年前、故に、今、ここに存在しているのは4年間の自己に纏わり付いたものたちだ。そしてそのものたちを見渡す限り、大半が人から頂いたものだった。
そう、DOMMUNE開局以来、ネット上から摂取する情報以外は、パッケージも、書籍も、洋服も、有難いことになにもかもが、勝手に向こうからやっってきて、膨大な頂き物で自己形成が賄われているのであった。果たしてこの中にいらないものはあるだろうか?正確に言えば、あるにちがいない。
しかし全てのもの達は自分から引き寄せたものではなく、向こうから引き寄せられてきたものたちであった。そう、ここには何らかの因縁が見えないスカリフィケーションのタトゥーのように刻まれている。
ただし、そんな傷を消すように、もしくは瘡蓋を剥がすように、捨てようと思えば捨てられなくはない。しかし託せないのだ。そう、見ず知らずの人様に因縁はお任せできない。
となると、託せるものとはなんだろうと考えた。それは自分が起点となったものだ。運良く自分の作品集が3つ見つかった。2つの書籍と1つのDVDである。これは作品集であるからして、正確にはいらないものではないが、排泄物であることは確かだ。
これを受け取ったものは、僕自身との邂逅を果たす。そして貴方との新たな縁を育む(はぐくむ)のである。
大事なお知らせ2・物流センターのラック制作はASNOVA
ASNOVAは足場の資材レンタル・販売・工事を行っている会社。いらないものを並べるラックは、プロフェッショナル用の資材とスタッフがしっかりと作っている。
いらないものに掛ける熱意を感じて欲しい。
ASNOVAウェブサイト
ではいらないものの紹介は続きます。