先日、約15年ぶりに自転車を購入した。あまりにも久しぶりすぎて、一瞬どこで売られているのか分からなくなったくらいだ。子供の頃は近所のホームセンターで買ってもらっていた気がするが……。
しかしそれだと、乗って帰ってくるために店舗まで歩いていかねばならない。家からけっこう遠いし、正直ダルいな……いや待て。ネットで買えば自宅まで届けてくれるのではないか? というワケで、生まれて初めて自転車をネットで購入してみることにした。
・ネットで自転車購入
さっそく探してみたところ、完全組み立て済みの6段変速で、2万円ちょっとというシティサイクルを発見。これはかなり安いのではないか。特にこだわりはないので即ポチった結果、その数日後にはもう自宅に到着したのだった。便利な時代である。
エントランスで受け取り、サインをして引き渡し終了。さあ、乗るか! ところが次の瞬間、配達してくれた男性からこんな一言が。
「それでは防犯登録はお客様の方でお願いします」
・え?
ぼ、防犯登録……って何だっけ。私同様、約15年ぶりに自転車を買う人のために改めてご説明すると、防犯登録とは自転車の盗難予防と被害回復のための制度である。法律で義務化されているため登録は必須。そうだそうだ、そういえばそうだった。
登録は購入した自転車本体と身分証明書、そして自転車と一緒に渡される販売証明書があればできるようだ(必要事項は自分で記入)。が、しかし! その手続きできる場所というのが……
「お近くの自転車販売店で登録できますんで!」
いや結局行くんかーーーーい! 店舗まで行くのが大変だったからネットで買ったのに、行く運命からは逃れられんのかーーーーーい!! 何をどうやってもヒロインが死ぬタイムリープものみたいな展開だが、義務なのだから仕方ない。
販売店までチャリンコを転がし……
登録用紙に必要事項を記入。その店で買った自転車じゃなくても快く対応してくれた。登録料は660円だ(非課税・2023年5月18日時点)。
この黄色いシール、懐かしい!
・一長一短
ショップによっては、防犯登録等をした状態で届けてくれるサービスなんてのも実施しているみたいだが、自分で登録するよりも遥かに高額なので、利用するかどうかは迷うところだ。
実店舗と比べると、ネットでの購入はたしかに便利で安い。ただ、自転車に関しては防犯登録が絶対条件で、そのためには必ず販売店に行く必要があるということは覚えておかねばならないだろう。新たに購入を考えている人は慎重に検討すべし!
参考リンク:東京都自転車商防犯協力会
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.