ゾンビになって笑顔。あ゛~。あ゛~
ゾンビ映画が好きだ。古くはナイト・オブ・ザ・リビングデッド、バタリアン、デモンズ、ブレイン・デッド。新しくはバイオハザード、28日後、東京ゾンビ、ドーン・オブ・ザ・デッド、ランド・オブ・ザ・デッド、などなど。ゾンビ映画はたくさん見た。
ゾンビは実際にいたら相当に怖いのだろうが、映画で見る限りは、可愛い、愛すべき存在だ。知性を感じさせないモッサリした動きが可愛い。
今回は、僕が愛してやまないゾンビに実際になって、ゾンビの大変さを調べてみたいと思う。愛する物になってみたいってのは自然な気持ちだよね。
※2008年5月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。
■ゾンビになるために その1 化粧道具を準備
ゾンビってのは大体死んだ人間がなるものなので、顔色が悪い。東急ハンズに行ったら、なんだかソレっぽい色のファンデーションが売っていたので買ってきた。
おし、これで僕もゾンビの仲間入りができる。
■ゾンビになるために その2 化粧
道具を用意したら、ひたすらメイク。まずは灰色で下地を作って、目の下、頬、鼻などに陰を付けていく。小顔メイクを応用って寸法だ。
灰色のファンデがなかなかムラなく塗れなくて難儀したが、時間を掛けて塗っていたら段々とゾンビっぽい顔色になってきた。うーん、女の人って毎朝こんな事してるのかー。大変だ。
ゾンビになれたので早速、ゾンビになったらどうなるかを試してみたいと思う。ゾンビになると、歩くスピードはどうなるのか?ゾンビ歩きは疲れるのか?実際にやってみれば判るに違いないのだ。
今回は、ゾンビのまま家から1kmほどの所にあるスーパーに行く事にした。ゾンビになっても買い物にいく事はあるだろうからね。ブレイン・デッドのゾンビは日常生活を送っていたしな。
■ゾンビの練習をするために
いい顔色になれて、さぁ、これで存分にゾンビをやれる!と思ったのだが、こんな顔色で「あ゛~あ゛~」言いながら歩いていたら、きっとみんな驚いてしまうに違いない。
「キャー!ゾンビー!!」
「噛まれないように気をつけて!」
「早く!自衛隊を呼んで!!」
僕のせいで葛西の街がパニックになっても困る。最悪、葛西の街が核で吹き飛ばされてしまう事も考えられる(バタリアンでよくあるパターン)。
それは困るので、上の写真の様に「教習中」の看板を作って首から下げておいた。まだ僕は死んでないから、いわばゾンビの仮免状態。だからやっぱりこういう物が必要だろう。
さて、これで準備は大体OKだろう。スーパーに向けて出発だ。
■ゾンビはどう歩くのか?
ゾンビってのは歩く時に手が前に出ている。どうしてそうなのかはよく判らない。これはおおよそ全てのゾンビに適用され、キョンシーと呼ばれる中国のゾンビでも例外ではない。
また、死後硬直の影響なのか、肘、膝の関節も基本的に曲げない事になっている。膝を曲げられないので、どうにも出来損ないのロボットのような歩き方になってしまう。
道を歩いていると、当然人とすれ違うのだが、大体は無関心で驚いたりはしない。これはきっと「教習中」の看板のお陰だろう。
ただし、子供だけは興味深そうに僕のゾンビっぷりを観察していた。きっと「教習中」の漢字が読めなかったのだろう。
■ゾンビ、女子中学生に逃げられる
後ろから女子中学生が小走りに僕を抜いていった。ふむ。小走りならゾンビの脇をすり抜けることも簡単だ。
上の写真を見ると僕が中学生を捕まえて襲おうとしているようにも見えるが、あくまで追い抜かれた写真なのであって、別に僕が追い回しているワケじゃないので通報は勘弁していただきたい。
次のページではゾンビの大変さを紹介したい。