どうもみなさん、こんにちは、こんばんは。ロケットニュース24のP.K.サンジュンです。最近、SNSで「台湾プロ野球のチアリーダーのショート動画」をチラ見してるんですが、あれ最高じゃないですか? マジで一時期のビビアン・スーに迫る勢いで可愛いんですよ。
それはさておき、今回は就任から1年が経過した韓国の大統領「尹錫悦(ユン・ソンニョル)」氏について触れてみたいと思います。一口に在日韓国人と言っても、考え方は人それぞれ。あくまで一個人の意見として目を通していただけると幸いです。
・就任から1年
尹錫悦氏が韓国の大統領に就任して1年が経ちました。それ以前の数年間は思い出すだけで憂鬱になるほどの暗黒時代でしたが、当初の方針通り尹錫悦大統領は中国・北朝鮮と距離を取りつつ、アメリカや日本との関係を修復しようとしています。
正直なところ、私には「韓国内の経済政策」などの評価は出来ません。というか、あまり関心がありません。まあ潤ってくれるならそれはそれでいいけれど、別に私の給料が上がるワケではないですし。この記事ではあくまで “対日関係” に特化した感想を述べたいと思います。
・率直なイメージ
で、就任から1年が経過した尹錫悦大統領について、私は「ずいぶんと肝が太い人だな」と感じています。政治経験ゼロで大統領になったとか、検察官上がりだとか、奥さんがやたらと美人くらいの知識しかないんですが、ここ1年の経過を見る限り「腹が据わってるな」とは思いました。
個人間の常識ですら食い違うように、日本の常識と韓国の常識は違います。もちろん他の国も違うでしょう。ただそんな中、尹錫悦大統領は韓国の大統領であるにもかかわらず、かなり日本の常識に近い行動を取っているのではないでしょうか。
私は韓国の政治家には過度な期待をせず、常に冷静な判断を心掛けているつもりです。ただそんな私でも、つい先日韓国で行われた日韓首脳会談での尹錫悦大統領の発言には「すげえな」と感心させられました。
・感心した一言
聯合ニュースによると、尹錫悦大統領は岸田総理大臣と面会する前、日本の高官に「(歴史認識問題等について)岸田首相にあまり負担に感じないよう伝えてほしい」と発言したそうです。これにはちょっとビックリしましたね。
会談前、韓国では「尹大統領が徴用問題の解決策を発表したことに対し、岸田首相が歴史認識問題で謝罪やお詫びに直接言及する必要があるという世論」だったそう。日本側の視点はさておき、まあ韓国ではそうなんでしょう。
であるにもかかわらず「岸田首相にあまり負担に感じないよう伝えてほしい」と言えるってなかなか凄くないですか? 世論というボディブローを喰らっている最中に、それを解消してくれる可能性が1番高い日本の首相に「気にしなくていい」とは、普通ならなかなか言えないと思いました。
先述の通り、私は尹錫悦大統領の政治手腕や人となりについてほぼ知りません。……が「かなり腹が据わってる人」だとは思っています。司馬遼太郎先生の『坂の上の雲』によれば、明治の豪傑たちはそれはそれは腹がすわっていたそうです。
・腹がすわってる
腹がすわっていれば何でもいいという話ではありませんが、いちいち世論の顔色をうかがい言動が二転三転するよりもよっぽどいいのではないでしょうか。私は橋下徹さんのような実行力がある政治家が好きなので、世論から反発があろうと当初の方針通りに日韓関係を改善しようとしている尹錫悦大統領を評価しています。
長い目で見れば、韓国お得意のちゃぶ台返しの可能性もあるでしょう。日本国内に「韓国に隙を見せるな」という意見があることも重々承知しています。とはいえ、今のところ尹錫悦大統領は腹をすえて日韓関係の修復に臨んでいるのではないでしょうか。
あとは李明博元大統領のように自ら盛大に手のひら返しをしないことを願いつつ、もうしばらく尹錫悦大統領を見守りたいと思います。なお、様々な意見があるでしょうが、尹錫悦氏が韓国の大統領であることをどうぞお忘れなく。