ライカと共同開発した1インチセンサー高性能カメラ搭載スマホ「Xiaomi 13 Ultra」はスマホカメラの常識を変えるのか?

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2023年4月18日に、Xiaomiが「1インチセンサー採用メインカメラ」や「焦点距離120mmの超望遠カメラ」など4個のカメラを搭載したスマートフォン「Xiaomi 13 Ultra」を発表しました。Xiaomi 13 Ultraに搭載されているカメラはライカと共同開発されたもので、スマートフォン付属カメラとしては信じられないほどの高スペックカメラに仕上がっています。

Xiaomi Unveils Xiaomi 13 Ultra, co-engineered with Leica
https://www.mi.com/global/discover/article?id=2922

Xiaomi 13 Ultraには「1インチセンサーを搭載した焦点距離23mmのメインカメラ」「焦点距離75mmの望遠カメラ」「焦点距離120mmの超望遠カメラ」「焦点距離12mmの広角カメラ」が搭載されています。また、Xiaomi 13 Ultraの開発にはライカが参加しており、4個のカメラをまとめて「LEICA VARIO-SUMMICRON 1:1.8-3.0/12-120 ASPH.」という名前が与えられています。


カメラの画質にはセンサーサイズが大きく影響しますが、ほとんどのスマートフォンにはデジタルカメラと比べて小さいセンサーが搭載されています。しかし、Xiaomi 13 Ultraには1インチという高級コンパクトデジタルカメラなどに採用される大きさのセンサーが搭載されており、非常に高画質な写真を撮影できることがアピールされています。

小さいセンサーを搭載スマートフォンでは、画質を補うためにソフトウェアによる後処理を多用しています。このため、スマートフォンで撮影した写真では「背景のボケが正しく描写されない」「空の色が不自然に青い」「髪の毛がベタ塗りで描写される」といった問題が起きがち。2023年に発売したSamsung製スマートフォン「Galaxy S23 Ultra」でも写真をキレイに補正する機能を使った結果、「赤ちゃんの口元に勝手に歯が描写される」という問題が発生したことが話題になっています。

Galaxy S23 Ultraの写真アプリが「歯の生えていない赤ちゃんに勝手に歯を追加する」と話題に – GIGAZINE


1インチセンサーを搭載しているXiaomi 13 Ultraなら、ソフトウェアによる処理に頼らずとも被写体を高精細に記録できるため、上記のような問題は発生しないと期待されているわけです。


なお、Xiaomi 13 UltraはSoCにQualcommのフラッグシップSoC「Snapdragon 8 Gen 2」を採用しており、カメラ以外の性能も非常に高く作られています。Xiaomi 13 Ultraの詳細なスペックは以下の通りです。

機種名 Xiaomi 13 Ultra
メインカメラ 焦点距離23mm
画素数50MP
望遠カメラ 焦点距離75mm
画素数50MP
超望遠カメラ 焦点距離120mm
画素数50MP
広角カメラ 焦点距離12mm
画素数50MP
SoC Snapdragon 8 Gen 2
ディスプレイ 解像度3200×1440ピクセル
リフレッシュレート120Hz
OS MIUI 14(Android 13ベース)
バッテリー容量 5000mAh
寸法 163.18mm×74.64mm×9.06mm
重さ 227g

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