Twitterから排除されたイーロン・マスクのプライベートジェットを追跡するアカウントが復活、ただし24時間遅れ

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Twitterを買収したイーロン・マスク氏は、突如リアルタイムで位置情報をツイートすることを禁止し、同氏のプライベートジェットを逐一追跡するTwitterアカウントの「ElonJet(@ElonJet)」を凍結(BAN)しました。このElonJetがTwitterに復活しました。ただし、ツイートする位置情報は24時間遅れでツイートする形となっています。

Student banned for tracking Elon Musk’s private jet returns to Twitter – The Verge
https://www.theverge.com/2022/12/23/23524060/twitter-elon-musk-jet-tracking-elonjet-elonjetnextday

フロリダ在住の大学生であるジャック・スウィーニー氏が運営するTwitterアカウントのElonJetは、マスク氏のプライベートジェットの離着陸情報を公開情報をベースに追跡・ツイートするというアカウント。マスク氏は以前からElonJetの存在を認知しており、2022年1月にはスウィーニー氏がマスク氏本人から連絡を受け、ElonJetの停止を求められたことを明かしています。

このElonJetが2022年12月14日に突如BANされました。この理由について、マスク氏は「他人の位置情報をリアルタイムで投稿することは『さらしポリシー』に違反します。ただし、リアルタイムではなくある程度の遅延があれば位置情報の投稿に問題はありません」と説明しています。

イーロン・マスクのプライベートジェットを追跡するTwitterアカウントがBANされる – GIGAZINE


その後、ElonJetがBANされたことを報じたジャーナリストのアカウントも一時BANされたことで、騒動はより大きなものとなりました。なお、記事作成時点ではこれらのアカウントは無事BANから復活しています。

Twitterがイーロン・マスクのプライベートジェット騒動について報じたジャーナリストたちのアカウントを次々と凍結 – GIGAZINE


ジャーナリストのアカウントはBANから復活したものの、リアルタイムで位置情報をツイートすることを禁じるポリシーは残ったままであるため、スウィーニー氏とElonJetという2つのTwitterアカウントは依然として凍結されたままです。

しかし、ElonJetが「ElonJet but Delayed(@ElonJetNextDay)」という新しいアカウントで復活したことが明らかになっています。これはアカウント名にあるように遅延を有しており、Twitterのさらしポリシーを回避するために24時間遅れでマスク氏のプライベートジェットの位置情報を追跡します。

Landed in Oakland, California, US. Apx. flt. time 3 Hours : 20 Mins. (24 hours ago) pic.twitter.com/1KpLKjUrGV

— ElonJet but Delayed (@ElonJetNextDay)


Business Insiderの報道によると、スウィーニー氏はアカウントを完全に自動化するためのフレームワークに取り組んでいるそうですが、記事作成時点では「手動で投稿」しているそうです。

なお、マスク氏のプライベートジェットの位置情報をリアルタイムで投稿するElonJetは、Twitter以外のプラットフォームでは記事作成時点でも投稿を継続中です。

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