クラスターは4月27日、同社が運営するメタバースプラットフォーム「cluster」において、大日本印刷(DNP)とAKIBA観光協議会が開発した「バーチャル秋葉原」の「cluster」版をオープンしたと発表した。
DNPでは、2021年からXR(Extended Reality)の強みを生かした、リアルとバーチャルの融合による「地域共創型のXRまちづくり」を推進。
2022年4月には、「バーチャル秋葉原」を開発し、サービスの提供を開始した。今回、国内最大級のメタバースプラットフォーム「cluster」のラインナップに「バーチャル秋葉原」が参加。より多くの生活者に、高精細な世界を体験する機会の提供を目指すという。
今回のcluster版「バーチャル秋葉原」では、アプリでの利用も可能となる。これにより、PCやスマートフォンだけでなく、VRゴーグルからも高精細な「バーチャル秋葉原」の世界が体験できるようになった。加えて、Webブラウザ版「バーチャル秋葉原」と同様に、バーチャル展示の観覧や関連グッズの購入などが楽しめるという。
企業利用も想定しており、企業ごとに独立したバーチャル空間の提供にも対応する。各企業の空間から外部のECサイトへの誘導もできるほか、ファイル共有やボイスチャットの機能を用いたカンファレンスやバーチャル展示イベントなどでも利用可能。
今後は、多様な業種の企業を対象にメタバース空間の構築・運用を支援し、企業が提供する製品・サービスの認知拡大、ファンの獲得やファンコミュニティの活性化を目指す。
また、生活者への新たな情報発信や交流の場としてのメタバース活用を支援することで、コーポレートブランディングの向上にも貢献していく。