阪神・梅野隆太郎「スタメン外し」あるか 打率0割台「守備にも影響」の声…岡田監督の決断は

J-CASTニュース

   阪神が波に乗れない。最近5試合で1勝4敗。2023年4月26日の巨人戦(甲子園)に4-8で敗れ、貯金1まで減った。


  • 2021年の東京五輪に出場した梅野隆太郎(写真:西村尚己/アフロスポーツ)

「梅野は打撃の形が完全に崩れている」

   打線のテコ入れが功を奏さない。この試合まで打率.102と打撃不振の梅野隆太郎を2年ぶりに2番で起用したが、ブレーキに。0-5の5回に5連打で2点差に迫った無死一、三塁の好機で打席が回ってきたが、二ゴロ併殺打。三塁走者が生還して1点差に迫ったが、勢いを止めてしまった。7回1死一、二塁の好機でも外角に外れるボール球を振って空振り三振。流れを引き寄せられず、8回に代打・長野久義の1号3ランで再び4点差に突き放されて万事休すとなった。

   矢野燿大前監督の時は梅野と坂本誠志郎が併用されてきたが、岡田彰布監督は梅野を正捕手で起用することを明言。開幕20試合を終えて梅野が16試合、坂本は4試合で先発マスクをかぶっている。

   ただ、この起用法が実を結んでいるとは言えない。梅野は打撃不振で、配球についても疑問の声が。一方で坂本は現役ドラフトでソフトバンクから移籍して2戦2勝の大竹耕太郎や、22日の中日戦(バンテリンドーム)でプロ初白星を初完封勝利で飾るなど7回を完全投球した12日の巨人戦(東京ドーム)から37者連続アウトを達成した村上頌樹とバッテリーを組んで、好リードを見せている。

   スポーツ紙記者は「梅野は打撃の形が完全に崩れている。近年は色々な打撃フォームで打っているが、試行錯誤が続いている感じがします。守備にも影響を与えているのでスタメンから外すのも考えたほうが良いかもしれません」と指摘する。

   岡田監督は捕手の起用法を方針転換するか。

(中町顕吾)

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