印刷することなく簡単に更新できちゃう。
普段は意識していないかもしれませんが、スーパーマーケットの値札に使われるなど、実は身近な存在になっている電子ペーパー。
1つずつ手書きも印刷もしなくて済み、離れた場所から一括管理で瞬時に表示を切り替えられるハイテクな表示方法です。サイズは小さいものは値札程度で、大きくてもノートくらいが一般的です。
紙もインクも要らないポスター
SHARP(シャープ)と台湾大手のE Ink Hldgsが手を組み、開発したのが42型モノクロ電子ペーパーディスプレイ「ePoster<EP-421>」です。
消費電力はなんと0W!
表示を書き換えるときだけ電力が必要になり、あとは電源を抜いても表示され続けます。
バックライトはなく、外光の反射を利用して表示するので明るい場所でも見やすいのも特徴の1つ。ネットワークを通じて遠隔で表示の切り替えや、USBメモリーで簡単に更新することが可能です。
イベントやショップなどで活躍
ポスターと同じなので使い方の可能性は無限大。
お店の告知やイベントの案内、更新が多い不動産の物件紹介や、工事現場や倉庫などでの工程管理など、いろんなところで活躍します。
大判サイズだと、紙やインクや印刷時間が大きく節約できますね。貼り替えの手間だって要りません。
本製品はモノクロ16階調グレースケールですが、フルカラー化にも期待したいところです。デザイナーも入稿データが作りやすそうですね。
薄さは約34mmで重さは約8kgとのこと。適度な重量がないと倒れたり飛んでしまったりするので、これくらいがちょうど良いのかもしれません。
価格はオープンで、当初月産台数は100台とのことです。どこかで見かけたら「あ!」と思い出してみてください。
Source: SHARP (1, 2) via AXIS Web Magazine