2023年4月25日、松屋の新商品『デミグラスハンバーグ定食(830円)』が発売開始となった。これは定番メニュー「ブラウンソースハンバーグ定食」に変わって登場したもので、松屋によればレギュラーハンバーグの刷新は8年ぶりだという。
古(いにしえ)の時代から現在に至るまで「松屋のハンバーグがマズかったこと」は1度もないため、おそらく『デミグラスハンバーグ定食』も余裕でウマいハズ。問題は「どれだけウマいか?」である。さっそく食べて来たのでご報告しよう。
・8年間お疲れさま
今から8年前の2015年。ラグビー日本代表の躍進で「五郎丸ポーズ」が流行し、最近イギリスでバズった とにかく明るい安村さんが「安心してください、はいてますよ」でブレイクしたその年、松屋では「ブラウンソースハンバーグ」が発売となった。
約4000万食を売り上げるなど、8年にわたり松屋のレギュラーハンバーグとして君臨し続けてきた「ブラウンソースハンバーグ」は、このたび惜しまれつつも引退。ブラウンソースハンバーグくん、とりあえず8年間お疲れ様でした。
・健康志向にリニューアル
で、新しく登場した『デミグラスハンバーグ』はクセのない風味が特徴のオーソドックスなデミグラスソースを使用しているという。また「カロリー16%カット」「脂質20%カット」「食物繊維2倍」など、健康志向に合わせたハンバーグを新開発したとのことだ。
冒頭でもお伝えした通り、これまで松屋のハンバーグがマズかったことは1度も無い。もっと言えば松屋でハンバーグを食べて無理ならば、松屋での食事を諦めるべきだろう。それくらい松屋のハンバーグが完成し切っている。
あとは『デミグラスハンバーグ』がどれだけウマいのかが問題だが、ここで結論を明かしてしまうと「新時代のウマさ」と申し上げていいのではないだろうか?
・劇的に美味しくなってはいないけど
どういうことかというと「デミグラスハンバーグとブラウンソースハンバーグ、どっちの方が美味しい?」と聞かれたら「大差はない」と答えるしかない。コクはややブラウンソースハンバーグの方が強かった気もするが、それも誤差の範囲を言えよう。
どちらにも共通して言えることは「ソースでバクバクごはんがススムくん系のハンバーグ」ということで、これは松屋の超得意技。ぶっちゃけた話、言われなければリニューアルしたことに気付かない方もいらっしゃるハズだ。
ただし、美味しさをそのままに「カロリー16%カット」「脂質20%カット」「食物繊維2倍」などが施されているならば、これは「新時代のウマさ」と言っていいのではなかろうか?
・最後に一言
つまり松屋の『デミグラスハンバーグ定食』は、驚くほど美味しくなってはいないけど相変わらず安定のウマさ。で、ちょっと健康的になっているから前よりは罪悪感がないかもね、といった感じ。これまで通り、松屋のハンバーグは鉄板だ。
なお、実は「エッグデミグラスハンバーグ定食(880円)」を注文したのに、出てきたのは「チーズデミグラスハンバーグ定食(980円)」だったことを記述しておく(しかもタマゴ付き)。朝イチの松屋だとこういうこと結構あるから、松屋の人は気を付けた方がいいよ! 普通に損してますよ!!