Twitterのイーロン・マスク氏がブロック機能の削除を検討している──そんなデマが出回るもすぐに沈静化するという一幕があった。
これは17日午前に、同氏がTwitterのブロック機能の削除を検討していると報じられ、一時はTwitterのトレンド入りするなど大きな話題になったというもの。実はこれ、同氏が特定ユーザーのブロックを削除したものの、実際にはほとんど影響はなかったことから「(個人が個人に対して行っている)ブロックの削除を検討する価値はある」とツイートしたのが、Twitterのブロック機能ごと削除を検討していると誤解(誤訳)されて伝わったもの。誤訳であることが明らかになるにつれ発信源となっていたツイートの大部分は削除され、夕方にはすっかり終息していたのだが、これらツイートには情報商材などを扱うアカウントが複数あり、PVを増やすために故意に誤訳に乗っかった可能性も捨てきれない。いずれにせよ、Twitterユーザーにとっては「イーロン・マスクなら何をやってもおかしくない」と疑心暗鬼になっているところにうまく付け込まれた格好で、騙されてしまった人は要注意と言えそうだ。