ビデオゲームなど「遊び」に関する品を展示している米国の博物館The Strong National Museum of Playは10日、世界一の大きさを謳うアーケード版「ドンキーコング」を制作していると発表した。サイズはオリジナルの約3.7倍で、高さは20フィート(約6.09m)にもなる。6月30日から展示が始まる予定で、実際に遊ぶこともできる。
同館の拡張プロジェクトにあわせて、Nintendo of Americaの協力の下で制作しているもの。筐体はアルミフレームとMDFで構成される。オリジナルのアーケード版ドンキーコングのマザーボードで動作する予定で、可能な限りオリジナルのゲーム体験を再現するという。実際の操作は、別途設置される通常サイズの再現コントローラで行なうことになる。
ドンキーコングは、1981年に任天堂が発売したアクションゲームで、ドンキーコングにさらわれた恋人のレディを救い出すため、ステージの突破を目指す。アーケード版の登場後、家庭用ゲーム機への移植も行なわれた。同館によれば、米国だけでも10万台以上の筐体が稼働したといい、2017年には殿堂入りゲームとして選定した。
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