【衝撃】名探偵コナン英語版コミック『CASE CLOSED』を読んでみた結果 → 真実はひとつじゃなかった

ロケットニュース24

コナンと言えば未来少年ではなく名探偵。『名探偵コナン』はそれほどに国民的作品になった。『YAIBA』が大好きだった私(中澤)は、コナンの連載開始時、バトルものじゃないことにひどくショックを受けたものだが、今やコナンの方が代表作になってるんだから青山剛昌先生はホント凄い。

そんな名探偵コナンは英語圏だと別の名で呼ばれていることをご存知だろうか? 実は、コナンの英語版コミックは『CASE CLOSED』という名前なのである。

・内容は同じ

日本語で言うと「事件解決」的な意味のこの言葉。コナンで「CASE CLOSED」と言えば、FBI捜査官の赤井秀一なのだが、別に英語版だからって赤井が主人公になっているわけではない。

当たり前だが、基本的には内容は同じ。パラパラと読んでみたところ、結構絵から内容が分かるのもあって英語の勉強になるかもしれない。また、興味深いのはオノマトペが独特なこと

・音ちゃうがな

人が駆け寄って来る時は「TP TP TP」だし、携帯のボタンを押したら「BIP BIP」って鳴ってるし、走る音は「DAK DAK」だ。この辺は感覚的に理解できるのだが、壁に叩きつけるシーンの擬音語で「SLAM」って書かれてたり、イルカがジャンプする時の音が「SPLASH」だったりする。音ちゃうがな。

たまに、『進撃の巨人』や『ジョジョ』シリーズのふざけているオノマトペが話題になったりするが、あれとはまた別でガチ感があるところが良い。だが、読んでいるとそんなオノマトペどころじゃなく海外を感じさせる改変があることに気づいた。

・キャラの名前

それはキャラの名前。よく見ると、蘭は「RACHEL」と呼ばれているし、小五郎は「RICHARD」、新一は「JIMMY」と呼ばれている。ジミーて! 83巻の最後にキャラ紹介が載っていたのだが、それによると、キャラ名は以下のように変更されているようだ。


工藤新一 → Jimmy Kudo
毛利蘭 → Rachel Moore
毛利小五郎 → Richard Moore
灰原哀 → Anita Hailey
服部平次 → Harley Hartwell


ジミー、レイチェル、リチャード、アニタ、ハーレイ! まるで海外ドラマである。『フレンズ』かよ。それにしても、リチャードと言われると、一気に小五郎が優秀な刑事になった気がしてくるから不思議だ。

・赤井秀一、安室透

なお、キャラ紹介には載っていなかったが、作中で蘭の親友の鈴木園子は「Serena」と呼ばれていた。江戸川コナンと赤井秀一、安室透はそのままっぽい。

というわけで、海外のコナンファンにとってはコナンは新一ではなかったことが判明した。黒の組織もびっくりのこの海外デビュー。真実はひとつじゃない時もある

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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