急な引っ越しの場合など、新居でインターネットを使うために光回線を申し込んでも、工事が間に合わず、長ければ何か月か開通待ちの状態になってしまう可能性があります。とはいえインターネットを使わないわけにはいきませんが、そのような場合は、どうしたらいいでしょうか?
光回線の工事には時間がかかることもある
マンションやアパートで、光回線によるインターネット接続サービスをすぐに利用できるかは、部屋や建物の状況と事業者により異なるため、引越し前に確認しておく必要があります。
まだ光回線がまだ通っていなければ、申し込み後に回線工事の日程を決め、工事をすることになります。部屋まで光回線が通っていればすぐに利用できますが、事業者によっては、何らかの工事が必要になることもあります。
工事までにどれくらいの期間が必要になるかはケースバイケースですが、引っ越しシーズンなどには、工事が増えて日程が遅くなりがちです。また、光回線の事業者によっては工事を2回行わなければならず、すぐに開始できても、完了まである程度の時間がかかることもあります。
なお、光回線の工事の日程は、同じ物件でも事業者によって変わると考えられます。複数の事業者に問い合わせて、比較してみてもいいでしょう。
開通までモバイルルーターやホームルーターを提供してくれる事業者も
引っ越しをしなくてはいけないけれど、回線の工事が間に合わない……という場合、一時的にスマートフォンを使ったり、モバイルルーターのレンタルなどを利用したりする手もありますが、インターネットサービスプロバイダー(ISP)やその代理店で、光回線の開通までモバイルルーターやホームルーターを無料でレンタルしてくれることもあります。
例えば、ニフティでは、光回線によるインターネット接続サービス「@nifty光」または「@nifty MAX光」の開通まで、「@niftyつなぎモバイル」というサービスで、モバイルルーターを無料レンタルでき、開通翌月からも月額2728円で利用できます。
ソニーネットワークコミュニケーションズの「NURO光」は、最大2カ月間無料でホームルーターが利用できる「レンタルWi-Fi」サービスを提供しています。こちらは、初期費用として2200円が必要で、3カ月目以降は5148円の月額料金が発生します。
インターネット接続サービスを検討するにあたって、重要なのは開通後の通信速度や月額料金であって、「開通までにモバイルルーターやホームルーターを安く利用できるか」は、あまり重要な条件ではありません。似た条件のサービスが複数あり、どこでも開通までに時間がかかってしまいそうなときは、開通までの期間をどうするか? と考える中で、1つの候補として検討するといいでしょう。