ぺぺるぺぺればぺぺる時ィィィイイイ! ペペロンチーノ最高。ペペロンチーノ専門店とかあったら絶対行くのに。そう思っていたら本郷三丁目の駅前にそれらしきものを発見した。
『東京ペペロンチーノ』という暖簾が掲げられているこの店。よく見ると、ペペロン専門店というだけでなく立ち食いである。そう、立ち食いそば屋ならぬ立ち食いペペロン屋なのだ。そんなことある!? というわけで入ってみた!
・店員さん情報
店頭にも「立ち食い」と書かれているように確かに内装はカウンターのようなハイテーブルが2つ並んでいた。その奥に注文カウンターがあり、注文はここで行う様子。
店員さんに話を聞いてみたところ2階には座り席もあるそうだ。また、店内に貼られたメニューなどの内装が完全に居酒屋だったため、これについても聞いてみたところ、これらは夜の店のもので『東京ペペロンチーノ』は11時から14時までのランチ営業のみなのだという。
・ペペロン天国
そんな店員さんいわく「初めての場合はベーシックなペペロンチーノもありですよ」とのことであったが、メニューを見ると17種類以上ペペロンチーノがある。追加トッピングまで可能で、これでベーシック頼めというのも殺生ですよ店員さん! 確かにベーシックなペペロンチーノは税込み600円と安いけど!!
悩んだ末に、人気1位のジェノベーゼ風海老ペペロン(税込み900円)にしました。カルボナーラ風ベーコンとキノコペペロン(税込み900円)も気になったけど、メニューの「王道の味!」という言葉を信じて。王道なのか?
・ジャンクなウマさ
海老は合うだろうけど、ジェノベーゼソースはちょっとどんな味になるかの想像がつかないな。ちゃんとペペロンチーノなんだろうか。
まずは普通にひと口食べてみたところ、太めの麺に絡む味は、あくまでペペロンチーノのしょっぱさをベーシックにバジルが効いている感じ。より海老に合う味になっている。この組み合わせ知らんかった。
卓上の調味料にコショウ、にんにく、ゆかりがあって、カウンターには粉チーズが置かれていたので、にんにくと粉チーズをかけてみる。気楽に寄れる系の店のジャンクなウマさってあるよねー。
・パスタを越えていけ
考えたら、ナポリタンは『パンチョ』があるし、カルボナーラでさえ『カルボ』があるのに、ペペロンチーノはなかったんだよなこういう店。だが、『東京ペペロンチーノ』の良さはそれだけではなかった。なんと、パスタを食べ終わった後……
ご飯でもぺぺれる。
実は、ペペロンチーノにはもれなく無料ライスがついてきて、そのライスでの〆リゾットを提案しているのである! こうなってくると、ジェノベーゼ風とかカルボナーラ風、カレー風などのバリエーションが俄然活かされるというものだ。
というわけで、ここのパスタメニューはすべからくリゾットも合わせたコース料理になっていると言えるだろう。ペペロンチーノが17種類以上もある時点でペペロン好き的には最高なのに、パスタとしては安めな上に、リゾットで満足感まで高いなんて最高すぎんか? また1つ、近所に欲しい店を見つけてしまった。
・今回紹介した店舗の情報
店名 東京ペペロンチーノ
住所 東京都文京区本郷2-39-2
営業時間 11:00~14:00
定休日 土、日
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.