Twitterのプロモーションでふいに流れてきた「食べるお酒」という文字。普段こういった広告はスルーしちゃうのだが、あまりに美味しそうなビジュアルで今回ばかりは目が釘付けになってしまった。
もともと果実酒は好きなのだが、流れてきた画像は酒というよりもはやジャム。飲むだけではなく、いろんな食材と組み合わせて食べるのもアリとのこと。そんなん絶対美味いやつじゃん……！
・梅乃宿『大人の果肉の沼』
ほいほいと広告にのせられて購入したのは、奈良県の酒蔵、梅乃宿酒造の『大人の果肉の沼 いちご』。単品売りが無かったため、今回は2本入りを3980円で購入した。しっかりした箱に入って届いたから、なんだかとっても高級なお酒に見えるな……！
『大人の果肉の沼 いちご』は新ブランド「PARLORあらごし」の第1弾商品とのことで、その名の通りあらごし果肉をたっぷり使った果実酒だ。なんでも1本容量の半分以上、約11個ものいちごが使われているんだとか！
さっそく飲んでみよう。いや、果肉がたっぷりなので食べてみようの方が正しいのか？
これは本当にお酒なのだろうか……？ そのまま口にすると酸味強めのイチゴジャムって感じ。そこらのジャムに負けないほど果肉がゴロゴロと入っている。
使われているいちごは、国産「あまおう」とチリ産「カマロッサ」の2種類。産地の違う品種をブレンドすることで、ただ甘いだけじゃない大人な味わいになっているんだな。見た目そのまま「いちご」って感じなので、そりゃあウマイに決まってる。
今回は最初からお酒だと分かっていたから香りや後味にアルコールを感じたが、言われなければお酒であることに気づかない人がいてもおかしくない。美味しく飲めちゃう味であるがアルコール度数は5%あるので、お酒に激弱な人は気をつけないとかも。
そのまま飲み続けるには濃厚すぎるので、牛乳で割っていちごミルクカクテルに！ 沼自体が甘さ控えめなので、いちごの美味しさを味わえながらも甘ったらしくない味に仕上がった。
他にも紅茶や炭酸水、シャンパンで割るのも美味しいんだって。通常のリキュールより濃いめに割るほうがより美味しく飲めるだろう。
次は公式がオススメしていたローストビーフとの食べ合わせを試してみた。ほんとに合うのか半信半疑だったが、沼の酸味が強めだから不思議とマッチ！ 付属のソースを掛けるよりもアッサリとしてて、肉本来の味が楽しめた。
ヨーグルトやアイスはもちろん合うだろうし、鶏肉料理やカマンベールチーズとも相性抜群なんだとか！ お酒の域を超えて、ほんとにいろいろな楽しみ方ができるのね。自分だけの飲み方・食べ方を見つけるのもおもしろそうだ！
・数量限定なので購入チャンスは週に1回のみ
ただ甘いだけのいちご果肉だったならほんとにジャムになっちゃうけど、絶妙な酸味が沼を果実酒として成り立たせているんだなぁ。数多くの果実酒を手がけてきた梅乃宿だからこそ生み出せた味なんだろう。名前通り「沼」る人がたくさんいるのも頷ける美味しさ！
最後にどこで買えるのかと言う話だけお伝えしておこう。「大人の果肉の沼 いちご」は梅乃宿酒造公式オンラインショップ限定で買えるのだが、購入難易度が若干高めかも。というのも、発売から半年以上経っているが未だに入荷するとすぐ売り切れてしまうから。
現在は毎週水曜日の夕方に一定数入荷しているみたいなので、飲んでみたい人はスケジュールにメモしておくのが良いだろう。まあでも1週間に1回入荷するなら、買い逃してもちょっと待てばいいだけだから気が楽だよね。
それにしても……今回の「大人の果肉の沼 いちご」が第一弾ってことは、今後違う果実の「食べるお酒」が出るかもってこと……!? 梅乃宿さんの果実酒はなに飲んでも美味しいから、今後どんな商品がラインナップに加わるのかとても楽しみだ。
