パチンコで負けて「よかった」と思った話

ロケットニュース24

先日、暇すぎてパチンコ屋に入った。今はアニメも切り替わりの時期で見るものがなく、休日に時間を持て余したからである。私(中澤)は基本的にはパチンコはやらないのだが、その日は休日感を味わいたいのに何もやることがなさすぎた。要するに、暇つぶしである。

ちなみに、前回行ったのは半年くらい前。友達のライブを見に立川に行った際、早く着きすぎたので開始時間までの暇つぶしに入った。確か、その時は1万円か2万円くらい勝った気がする。しかし、今回は……

・負けた

結果から言うと負けた。1時間くらい回し続けて大当たりは1回も来なかった。投入したお金は1万2000円。1万円使った後に、もうちょっと回したら当たるかもと思って2000円使ってしまったのである

パチンコ屋を出るとまだ外は明るかった。これは完全にやってもうたパターン。1万2000円使って何も得るものがなかった。家でNetflixでも見るか、映画でも観に行った方がまだ有意義だったに違いない。しかし、私はその時、むしろ「よかった」と思った。

・よかったと思った理由

なぜなら、心からパチンコを面白くないと感じているから。当分はいくら暇でもパチンコだけには行かないだろう。むなしいだけだ。

にもかかわらず、パチンコ屋の席は隙間を探すのが大変なくらい埋まっていた。パチンコにハマっていく人の気持ちも若干分かる。つまりは、私が2000円追加で使った時に、もうちょっと回したら当たるかもで1万4000円、2万円とつぎ込んでしまうのではないだろうか



・当たるかもの追加をセーブする方法

そして、当たったりする成功体験を得るうちに賭ける額が増えてしまう。思えば、私も立川で勝ったから、フラッと入った側面もあるのかも。また、額が増えると、負けたら負けたで取り返したくなる。こうして暇つぶしだったはずが、パチンコのために暇を作るようになるのではないだろうか。

全員がそういう感じではないにしろ、一定数はそういう人がいると思う。そこで今回、私が1万2000円でやめた時に考えたことを書いておくと……


「半年で暇つぶしの無駄遣いが1万2000円ならむしろ安いか」


──ということ。当たりを待ってる時は、まだ終わってないではなく、負け続けている状態。まず、その負けを飲みこむ。その上で、1万円って取り返さなきゃならないほどの額なのかを考える。

私の場合、半年ぶりなので全然大した額じゃない気がした。そう考えたら、取り返そうという気も失せた。むしろ、暇がつぶせたし満足だわ。

・所詮ゲーム

その人の財政状況にもよると思うが、1万円くらいでやめたらそう思うこともできる。むしろ、1万円で「取り返さなきゃ!」と必至になってしまう人はパチンコをやるべきではないと思う。

もちろん、これはすでに通ってるような人には効かないが、暇つぶしから沼りそうになる人は参考程度に覚えておいて損はないだろう。あー、負けてよかった!

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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