2023年3月29日からモスバーガーでは毎月29日、すなわち “肉の日” に『新きんにくにくバーガー』を発売する。同メニューは新日本プロレスの大エース「オカダ・カズチカ」が監修したもので、1食でおよそ32gのたんぱく質が摂取できるらしい。
結論から申し上げると『新きんにくにくバーガー』はガチでウマい! 普通にモスバーガーのメニューとして通用する!! かつて故・橋本真也が監修したサンクスの「破壊王弁当」とは全くの別物であった。
・タンパク質が約32グラム
“レインメーカー” こと、オカダ・カズチカがモスバーガーの商品を監修するのは今回で2度目。筋力トレーニングには欠かせないタンパク質に着目した肉々しいメニューとなっている。ちなみにレインメーカーとは「金の雨が降る」=「お客さんを呼べるレスラー」という意味だ。
さて、モスバーガーの発表によると『新きんにくにくバーガー』は以下のようなメニューらしい。
「大豆由来の植物性たんぱくをベースとしたソイパティや、国産の鶏むね肉を使用したチキンパティ、チキンナゲットをメインに、グリーンリーフ、千切りキャベツ、スライスチーズ、オーロラソース、ミートソースを合わせバンズではさみました」
要するに「チキンパティ + ソイパティ」のダブルパティにチキンナゲットが入ったバーガーといった感じ。ぶっちゃけ、やや雑な感は否めないが “プロレスラーらしい” と言えばプロレスラーらしいメニューと言えるだろう。
・食べてみた
『新きんにくにくバーガー』の単品価格は850円で、冒頭でもお伝えした通り毎月29日(肉の日)のみの発売だ。今回は発売初日の『新きんにくにくバーガー』を味わってみることにした。
目の前に現れた『新きんにくにくバーガー』はデカい! ……というか高い!! そびえ立つようなビジュアルは、まさに身長191センチのオカダのよう。余裕でハンバーガー2個分くらいに相当するボリュームである。
で、お味はしっかりウマい! どうしてもプロレスラー監修は味がおざなりになりそうな気配があるが、そこは安定のモスバーガークオリティが存分に発揮されていた。サクッと揚がったチキンパティとジューシーなソイパティの相性もなかなか良好だ。
さらに言えばミートソースが入っているため、最後まで味が淡泊にならず飽きずに食べ切ることが出来た。モスバーガーのミートソースはガチで至高! 『新きんにくにくバーガー』の陰の主役は間違いなくミートソースであろう。
1食でおよそ32gのたんぱく質が多いのか少ないのかはさておき、少なくとも『新きんにくにくバーガー』はモスバーガーのメニューに入っていても違和感のない商品であった。そしてふと頭によぎった……
「橋本の破壊王弁当とは違うな」と──。
今からさかのぼること20年以上前、故・橋本真也がサンクスの「破壊王弁当」を監修した。当時はプロレスラーによる監修メニューはさほど多くはなかったため「破壊王弁当」をご記憶の方も少なくないことだろう。
……が、その内容は「揚げ物ドーーーン!」的な内容で、やはりイロモノ色が強かったように思う。破壊王弁当と比較すると、オカダの『新きんにくにくバーガー』がなんとナチュラルなことか? 時代は変わったと感じざるを得ない。
とか言いながら、個人的には橋本の方がよっぽど思い入れがあるのだが、それはいい。かつてのプロレスファンたちさえも “今のプロレスの風潮” が感じられる『新きんにくにくバーガー』は、毎月29日の限定発売だ。
参考リンク:モスバーガー「新きんにくにくバーガー」
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.