たい焼き器で鯛を焼く

デイリーポータルZ

スーパーのキッチングッズ売り場に、家庭用のたい焼き器が売られていました。ぶっちゃけ、生活にどうしても必要なものじゃないよなぁ……とは思いつつ、一度気になってしまうと、買わずにはいられないのが僕という男。

えぇ、買いましたよ。

というわけでさっそく、鯛を焼いてみることにしましょう。

1978年東京生まれ。酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動中。

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2種類の鯛料理を同時進行で

商品名「おやつdeっse II」
ホットサンドメーカー
スタイル

ホットサンドメーカーの料理への汎用性の高さは、もはや説明不要でしょう。このたい焼き器の、僕が愛用しているホットサンドメーカーと違う特徴としては、食材を焼くためのくぼみがふたつあること。ということは、2種類の料理を同時に調理できる?

そこで、

鯛の切り身をふた切れ

買ってきました。

で、

ひとつには塩をふり(たい焼き機に収まるようカットして)
もうひとつには小麦粉をまぶし
薄く油を塗ったたい焼き器へ

あとは、

弱火でじっくり蒸し焼きにしていきましょう

火加減などあまり難しいことを考えなくても、食材がふっくらと焼けるのは、ホットサンドメーカー全般に共通する利点。

5分後

うんうん、いい感じ。

ここで上下をひっくり返し、もう片面も5分ほど焼きます。
 

よし、火は通ったかな

そうしたらここで、小麦粉をまぶした鯛のほうにバターをのせて、醤油をかける。

つまり、塩焼きとムニエルの同時調理

最後は30秒〜1分ほどずつ、強火で両面を焼き、表面に焦げ目をつけていきましょう。

焼けた焼けた
いただきま〜す!

ちょっと小麦粉がなじみすぎ、ムニエルの見た目のムニエル感が薄くなってしまいましたが、塩焼きとバター醤油味、それぞれにめちゃくちゃうまいです。

身がほっくほくで最高
ムニエルのほう、ほんのりと鯛のしっぽの形が

というわけで、ふっくらと美味しく鯛が焼けるばかりか、2種類の調理を同時にできてしまうたい焼き器。もちろん鯛だけではなく、その他の魚や、肉や野菜を焼いてみたり、さらにはおやつのたい焼き作りに使ってみたりと、その応用範囲は無限大。一家に1台、いかがでしょうか?

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