辛いものに耐性が無いくせに、辛い食べ物に挑んではお腹を壊す。危険だと分かっていても、人間はついやってしまうクセがあるのだ。僕だけかもしれないけど。
そんなわけで、インドネシアのとあるスーパーで「ドリトス フレーミングホット」が投げ売りされていたので買ってみた。輸入品なので価格はお高く、日本円で1パック864円。それが賞味期限間近のためか1パック471円と大幅値下げされていたんだけど……それでも高い!
・Flammin’ Hotって?
「フレーミングホット(Flammin’ Hot)」とは「燃えるように辛い」という意味。もとはCheetosのフレーバーとして開発されたもので、チーズ味をベースに唐辛子、パプリカ、カイエンペッパーなどなどとにかく赤くて辛そうなモノを混ぜて作られたらしい。
大人気を得て、Frito-Lay社は他の商品にもフレーミングホットフレーバーを展開した。ドリトスもその1つだ。なお、Frito-Lay社の公式サイトでフレーミングホットは「アメリカで爆発的人気」と紹介されている。
・何やこれ
さて、自分が行った店は主に輸入品を扱っており、海外製のスナックもたくさん売っている。その店で実際に買ってみたのがコレ。ファミリーパックか分からないけど、そのレベルで量が多い。
パッケージのデザインは黒色&赤色と、「激辛」をうたう食品ならではのコンビネーション。そんでチップスも燃えてる。これは期待できそうだ。
なお、輸入品なだけあって袋には「Export(輸出)」の文字。アメリカから来ただろうな絶対。
思ったんだけど、海外のチップスの袋ってなぜか薄いプラスチックが使われていて、掴むだけでグシャグシャってASMRのように聞こえることが多い。なんでこんなに薄いんだ?
裏はこんな感じ。「Nacho Cheese gets lit(ナチョスチーズが燃える)」ってデカデカと書いてある。
海外のスナックっていつものスナックとは雰囲気が違うから、パッケージを見てるだけでも楽しいな。
開封するとこれはもう真っ赤、真っ赤ですよ。同時に、チーズのようでどこか違う匂いがした。辛い匂いはしなかったぞ。
てかこれ、辛さの前に着色が心配なんだが。
チップスはこんな感じ。普通のドリトスだけど、真っ赤。どれどれ食べてみよう。
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Karai?
いや、辛いのは辛いんだけど、マイルドすぎる。辛さはレゴスタイルで、食べれば食べるほど辛さが増すんだが、マイルドすぎて正直なんとも無い。
味はというと「チーズとパプリカとなんかよく分からん味」としか説明できない。なんだろう、チーズ風味は感じるけど、全体的に味が分からないんだよね。もうちょっとチーズの主張を増やせば美味しくなるかも。
でも正直に言うと秒で飽きてしまった(僕の名前がアキルだけに)。別にめっちゃ美味いってわけじゃないし、食欲をそそるような辛さはない。食ってると「もういいや」ってなってしまった。
そもそも、フレーミングホットのジャンボサイズを1人で食おうとしたのが悪かったかも。いちおう5日間かけてやっと完食できたんだけど、食べてて指が真っ赤になった。着色ヤバいねんてこれ。
・〆
まぁスナックとしては楽しめたけどね。ただジャワ人の舌には物足りないっていうか、僕はやっぱ王道の「ナチョス・チーズ」味を選ぶね。
なにせフレーミングホットは意味不明すぎる。だから日本人の舌に合うかどうか分からないけど、見つけたら試してみるのは悪くない。どこにでもあるようなお菓子でも、外国製だとその国の雰囲気がちょっと感じられて面白いしね。
それでは Sampai Jumpa Lagi!!
参考リンク:Frito-Lay、Doritos 公式(英語)
イラスト・執筆:アキル
Photo:RocketNews24