シャンパーニュRSRV × フロコン(パリ5区)

アゴラ 言論プラットフォーム

シャンパーニュ「マム」のスペシャルキュヴェ”RSRV”が、人気ビストロノミー「フロコン」とコラボレーション。フロコンの料理にピッタリの”RSRV”キュヴェを、グラスでオーダーできるようになったそう。”RSRV”は、グランクリュだけを使ってるシリーズ。今夜はお披露目会。

“キュヴェ4.5”でアペリティフ。このキュヴェは、5つのグランクリュ畑の葡萄を4年間熟成させたもの。ピノ主体でこのメゾンらしい力強さに柑橘や蜂蜜。

“ブラン・ド・ブラン”15はクラマンのシャルドネのみ。石灰を感じるくっきりしたミネラル。まろやかかつバター香るアーティチョークタルトと好マッチ。タルトに乗せたレモンのかけらが響き合いをさらに強める。

”ラルー”06は”RSRV”シリーズの宝。初めていただく♪

自社の7つの最高パーセルのピノとシャルドネを半分ずつ。デゴルジュマンは18年ですっかり落ち着いててちょうど飲み頃。バター&ブリオッシュから時間おくとトーストの香ばしさ。媚びない酸味が美しく、酸化具合もとてもよい感じ。アンディーヴの苦味と胡桃の油脂を感じる甘味と見事な融合。

全員一致で、今日イチのマリアージュ。

“ブラン・ド・ノワール”13。マムらしい骨格しっかりしたヴォリューミーなおいしさ。カニソースを纏わせたリドヴォー&西洋牛蒡のマリアージュ。カニソースもう少しあった方が、コクあるシャンパーニュともっと合うかも。

”ロゼ・フジタ”は、アンボネーの赤ワインがしっかりした骨格を与える、アサンブラージュだけどセニエっつぽい力強さを持つリッチなロゼ。苦味と甘味のバランスよいハーブグラニテとピッタリ。このキュヴェは、マムと深いつながりを持つレオナール・フジタの名前を冠している。首には、藤田が描いたバラモチーフ。

藤田嗣治は、マムの代表だったルネ・ラルーと深い友情を築いていて、キリスト教洗礼を受けた時の代父がラルー。

ランスにあるマムのカーヴの向かいに、”藤田礼拝堂”がある。マムの協力で建てられ、藤田が内装を手がけた小さな礼拝堂。この内装壁画は本当に素晴らしく、見るたびに信仰心に圧倒される。壁画には、一緒に改宗した奥さんやラルー、そして藤田自身も描かれている。

おいしいシャンパーニュと響き合う料理、そしてワイン大好きな人たちと過ごす楽しい時間。”ワインパリ&ヴィネクスポ”と世界最優秀ソムリエコンクールを間近に、シャンパーニュ&二つの大ワインイベント、そしてショコラの話題が尽きない夜。

行きは”エミリー・イン・パリ”ですっかり有名になったイタリア料理店を眺め(秋のミラノのパーティーで、”ガブリエル”に会った)、帰りは欠け始めた月に照らされながら(前夜、満月で全然眠れなかった)、お天気パリの夜も楽しむ。


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々4」2023年2月8日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々4」をご覧ください。