会社のイスで寝る方法、全部試す

デイリーポータルZ

自分の正解が見つかった

会社のイスでうまく寝れたことがない。そもそも会社に泊まるという状況が良くないのだけど、上手な寝方がどうしても気になる。

上級者に教えてもらった寝方を全部試した。

今後夜中まで働くためではない

全然ハードに働いてこなかった人生だが、会社のイスで寝た経験があるにはある。

いつも寝かたに失敗して、猛烈に後悔をして朝を迎える。

色々試した結果、イスの座面に丸くなって寝てしまう。全身が痛くて起きる

上級者はどうやって寝るんだろう。今後夜中まで働くためではなく、過去の無念を晴らすために知りたい。

会社のイスで寝てきた人たちに快適に寝る方法を聞いて、全部試した。 

コメントを集めました

ウェブマスターの林さんが心当たりのある人へコンタクトを取ってくれた。

林さんは夜中にメールしてもすぐ返事をくれる人でおなじみなので、そんな林さんのネットワークは頼もしかった。

結局、4名の方から会社のイスで寝る方法についてコメントが集まった。試していこう!

イスの数問題

まずは基本のスタイル。イスを横に並べて寝る。

このパターン。しかしここに複数の流派がある

まずイスの数。

2脚派と3脚派がある。まず2脚派。

イス2つの人はたいてい膝から下を椅子の下に落として寝てました。仰向けで寝るタイプの人たちに多い。横向きで寝たい人は3つです。

(広告代理店・Mさん)

こうか。なるほど

足が地面に付くので安心感がある。でも僕は横向きで寝たい方なので、ちょっと向かないかもしれない。

この様子を見ていた住さんが自分のテクニックを教えてくれた。

頭のところだけ高さを調整できるイスにして、少し高くする

全然違う。仰向けが苦手でもこれなら寝られると思った。頭の高さ大事だ。

頭を乗せているイスの背もたれが自分の方に向いているのも良い。守られている感じがして落ち着く。

大喜びしていたら、写真を撮ってくれていた林さんが「かわいそう…」と漏らした。どんなに快適でも絶対に哀愁が出る。

次は3脚派。

頭、お尻、かかとの3点を支えられるだけの椅子を用意して、足をまっすぐ伸ばして寝ます。この3点を支えられれば隙間があっても大丈夫です。

仮眠だと膝を曲げて寝がちですが、絶対に足を伸ばしたほうが良いです!寝た感が違います。

ファーストクラス乗ったことないですが、足を伸ばせて寝られるくらいで100万円アップすることを考えると、人間は真横になって寝る生き物なのだと思います。

(出版・Kさん)

これだ!100万円アップ!

確かに隙間はあっても安定している。足が伸ばせるのも良い。 

キャスターを使って動ける

動きながら体勢を模索できる。

これに決めました

ある程度長い時間寝るなら3脚が良いと思った。逆に15分だけ寝とこうという状況の時は2脚の方がスッキリ起きられるかもしれない。

多いほどいいというものではない

そして、4脚は意外にも良くない。

4脚だと体の長さに対してうまく割り振れない。体を動かすとそれぞれ微妙に回転して変な感じがします。

(テレビ局・Sさん)

そんな気がした

 体の支えてほしい箇所が、イスの端の硬い部分に当たって落ち着かなかった。ベストな体勢が見つからない。

会社で寝る時は寝心地以外に「いかに小さいスペースでさっと寝られるか」という点も重要だが、その点からも4脚は良くない。大袈裟すぎるのだ。

だからそう、こんな風にイスでベッドを作るのはもちろん良くない
住さん「ちょっと動いて、イスが一つ離れたとするじゃない?」
ああ、もう嫌だ。直そうとすると別のイスがずれる
帰りたい…!(帰ればいい)
いい体勢を見つけようと動くと、イスは外側に離れていく
もう明日休む…!!(帰って寝ればいい)

(次のページは気になるキャスターの有無について!) 

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