あたらしいダイエットなのか?
ことしの5月、僕もあのビリーズブートキャンプをやっていたのだ。その結果、風邪をひいた。一ヶ月ぐらい長引いた。無理な運動で免疫力が下がってしまったのだろうか。
風邪を治そうと思ってばくばく食べたので体重は減るどころか増えた。努力してもだめ、しなくてもだめ。いったいどうすればいい?
もっとスコーン!と簡単に痩せる方法はないものだろうか。
(ご注意ください:この記事に有効なダイエット方法は一切含まれていません。)
※2007年10月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。
都庁に登るだけで4グラム減る
体重とは僕にはたらく重力である。重力は高いところに行くと弱くなる。1メートルごとに重力は約0.00003% さがるらしい。
たとえば都庁の展望台は202メートルなので、重力は0.006% もさがるのだ。僕は約70キログラムなので、
70キログラム × 0.006% = 4.2 グラム
4.2グラムのダイエット。なんの努力もせずに、ただエレベーター乗ってるだけで。しかも都庁の展望台はタダである。僕が求めていたダイエット方法はこれかもしれない。
この時点で気づいたのだが、この体重計は0.1キロ単位である。100グラム単位だ。4グラムの変化はどうして分かろうか。きっと同じ数値を表すだろう。
計算間違いで実は400グラムぐらい減ってたりしないだろうか。そんなことを考えつつ、展望台へ移動し再び計測。
………。増えてる。しかも1.2キロも。予想と逆ではないか。これぞ当サイトの実験記事にたびたび登場する誤差である(理科の教科書風にゴシックにしてみた)。いつも記事の流れを妨げる。
逆に言えば1キロは誤差の範囲内ということだ。1キロ程度の増減で一喜一憂しているのはナンセンス。そんなことをニュートンは教えてくれたのかもしれない。
じゃあ4グラムではしゃいでいたのはなんなのか、ということには目をつぶって次のメソッドだ。
逆にでっかいズボンをはく
ダイエット成功者はかつて自分がはいていた大きなズボンをはいて写真を撮っている。定番のポーズである。あれではないか。僕が痩せないならズボンを大きくしてしまえばいいのだ。
痩せて見える。ダイエットの勝ち組だ。なにひとつ成功してないけど。
このズボンがあればちょっとぐらい体重が増えても分からない。好きなものを好きなだけ食べる生活を続けよう。
やせないよね
重力の計算から始まった当記事だったが、最後はでっかいズボンに手足を通している写真で終わった。痩せたのかどうかもわからない。過剰なダイエットの先にある混乱を表しているとも言えなくもない。いや、言えなくないです。
でもでっかいズボンがいちばん簡単に痩せたように見えますよ。おすすめです。