ドイツのティッシュはちょっといいレストランの紙ナプキン並みに分厚い

デイリーポータルZ

ドイツのポケットティッシュはめちゃくちゃ分厚い。どのくらい厚いかって、ちょっと高めのレストランの紙ナプキン並みに分厚いのだ。

日本のと比べて一体どのくらい分厚いのか、調べてみた。

ドイツの分厚いポケットティッシュ

別にどうでもいいことなのだが、前からずっと気になっていることがある。ドイツのポケットティッシュが、日本のものと比べてとても分厚いのだ。

ドイツのポケットティッシュといえば「テンポ」。「テンポ持ってる?」というように、
​​​​​ティッシュの代名詞として使われるくらいブランド名が浸透している。​​​​

ドイツではポケットティッシュは道端でもらえるものではなく、スーパーやドラッグストアでお金を出して買うものである。

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こんな風に、15パック入りになって売っていたりする。

今回買ったティッシュは15パックで約2ユーロ(280円)だった。

結構いい値段がするのでいつもはケチってトイレットペーパーで鼻をかんでいるのだが、今回記事のために初めてテンポを買った。37歳にしてまた一つ大人になった気がする。

さて肝心のティッシュだが、テンポは驚きの4枚重ねである。日本のティッシュは大体2枚重ねなので、倍の枚数だ。

1パックに、4枚重ねのティッシュが10組入っている。
ティッシュはこのように折りたたんで入っているのだが、ボリューミーでちょっといいレストランで出てくる紙ナプキンぐらいの厚さがある。
日本のポケットティッシュと比べてみると、厚さの違いが一目瞭然だ。
しかも、しっかりしてるから洗濯機の中でボロボロにならない!というのが謳い文句になっているからさすがだ。

日本人の鼻は繊細?

ティッシュの違いに気づいたのは、日本人の友人がドイツのティッシュを使っているところを見た時だった。

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また反対に、ドイツ人の夫が日本のティッシュで鼻をかむときは、一枚だけでは足りないらしく、1パックをいっぺんに使ってしまいそうなのな勢いなのだ。

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ポケットティッシュ一つでこれほどにも文化の違いを感じるのだから、驚きである。

ドイツのポケットティッシュのボリュームは日本の約3倍

では日本とドイツのポケットティッシュでは、一体どれくらい厚さが違うのか調べてみよう。

ちょうど去年ラッキーピエロで買ったポケットティッシュがあったので、それをドイツのテンポと比べてみよう。

まずは大きさだが、広げてみたサイズはそれほど変わらない。

両方とも一辺20〜21センチほどだった。

だが、重さを測ってみると、

日本のティッシュは8組で7g。
ドイツのティッシュは10組で25g。

日本のティッシュが1組 0.875g のところ、ドイツのティッシュは1組 2.5g と、2.8倍の重さだった。

そして厚さの方も、ドイツのティッシュが倍だった。

間違いなくドイツのティッシュの方が分厚くてしっかりしているのは分かったが、肝心の鼻のかみ心地はどうなのだろう。ちょうど鼻水が出ていたので比べてみよう。

まずは日本のティッシュから。 

かみ心地を考えながら写真を撮ったらこんな険しい顔になった。​​​​​​

うん、鼻を拭うぐらいならこれがちょうどいい薄さだ。ちょっと鼻にザラつくが、軽くて一回分にぴったりだ。

ではドイツのテンポを使ってみよう。 

おお、ハンカチ並の分厚さだ。

やっぱり分厚い分、鼻がしっかり覆われる感じがある。大量の鼻水でも浸透しにくそうだ。豪快に鼻をかみたい人には安心のティッシュかもしれない。

ただ鼻をちょっと拭うぐらいだったら1回で捨てるのはもったいないので、気にならない人は何回か使った方が経済的だと思う。高いし。

分厚いから鼻が痛くなるかなと思ったが、思ったより柔らかくてかみ心地が良かった。少なくても一回では鼻は痛くならなさそうだ。

最後に、昔友人がやっていた、ドイツのティッシュを一枚ずつ剥がしてみるのも試してみた。 

剥がすと反対側が透けて見える薄さになった。
お、これは日本のティッシュと同じ感覚!

なるほど、分厚いティッシュは一層ずつ剥がせばちょうどいい厚さに調整できるのか。友人の方法は的を得ていたのだ。

どうでもいいライフハックだが、ドイツのティッシュが厚すぎて困っている人は、一枚ずつ剥がして使うといいのかもしれない。

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