320円で乗れるローカルバスを乗り継いでロンドンからエディンバラへの640kmの道のりを移動した旅の記録

GIGAZINE
2023年02月13日 17時48分
メモ



イギリスの首都であるロンドンからスコットランドの首都・エディンバラまでの約400マイル(約640km)の道のりを、2ポンド(約320円)で乗れるローカルバスをメインに移動するというチャレンジに、イギリス人女性でライターのエミリー・ターナー氏が挑みました。

British woman undertakes trip from London to Edinburgh using only £2 local buses | Transport | The Guardian
https://www.theguardian.com/uk-news/2023/feb/11/twitter-gets-behind-womans-london-to-edinburgh-local-bus-expedition

ターナー氏は2023年2月10日(金)に「バス柄の靴下を履きました!出発進行!ゆく先々でルートの提案や安全性などの質問を受け付けないよう、ツイートに遅延を設けます。そろそろバスに乗らないと……」とツイートして、旅をスタートさせたことを告知しました。

Bus socks on! Ready to roll!

I will be delay-tweeting my journey so you’ll see everywhere I go, just after I leave so I don’t get bombarded with route suggestions and, you know, safety and stuff. But time to catch some buses… pic.twitter.com/gBjjQCpf2L

— Emily Turner (@ETWriteHome)


ターナー氏は移動に使ったバスの詳細をPDFにまとめ、Google ドライブで共有しています。ターナー氏は自宅からマナーハウス、マナーハウスからエンフィールド・タウン、エンフィールド・タウンからポッターズバーまでをバスで移動。その後ポッターズバーからイングランド北東端のベリック・アポン・ツイードまで、およそ540kmを運賃2ポンドのローカルバスを乗り継いで移動しました。

ターナー氏が乗車したローカルバスは以下の15本で、1日目に乗ったローカルバスは9本、2日目に乗ったのは5本、3日目に乗ったのは1本です。

・ポッターズバー発ルートン着
・ルートン発ミルトンキーンズ着
・ミルトンキーンズ発ノーサンプトン着
・ノーサンプトン発レスター着
・レスター発ダービー着
・ダービー発チェスターフィールド着
・チェスターフィールド発シェフィールド着
・シェフィールド発バーンズリー着
・バーンズリー発ポンテフラクト着
・ポンテフラクト発リーズ着
・リーズ発ウィットビー着
・ウィットビー発ミドルズブラ着
・ミドルズブラ発ニューカッスル着
・ニューカッスル発アニック着
・アニック発バーウィック着

その後、スコットランドのベリック・アポン・ツイードアールストン着のバス(8.5ポンド:約1400円)とアールストン発エディンバラ着のバス(7.5ポンド:約1200円)を乗り継いでエディンバラに到着しています。

ターナー氏はロンドンからエディンバラへの移動の様子を自身のTwitter上で公開しています。

出発当日、太陽が昇る前のポッターズバーの写真。

Took the 313 to Potter’s Bar. I’ve left London and the sun is rising!!! On the next bus now… pic.twitter.com/f3ivYLYg9o

— Emily Turner (@ETWriteHome)


ターナー氏が最初に乗ったのはポッターズバー発ルートン着のバス。このバスはドラゴンフライと呼ばれており、シートにはスマートフォンを充電することができるUSBポートが設置されています。このバスがドラゴンフライと呼ばれているのは航空機メーカーのデ・ハヴィランド・エアクラフト・カンパニーが製造したドラゴンフライという航空機が、バスの経路上にあるハットフィールドで建造されたからだそうです。

Took the 610 dragonfly from Potters Bar to Luton. It’s called “The Dragonfly” which I’m reliably informed is because the De Havilland Dragonfly plane would have been built in Hatfield, which it passes through. It has interesting bench seats and chargers! ???? pic.twitter.com/ZvWtX8YcaC

— Emily Turner (@ETWriteHome)


ローカルバスを乗り継いで2日目にはロンドンから274km離れたリーズに到着。

Riding up and down the valleys is incredible, and I love the sea in the distance (though I was on the wrong side). It was some of the steepest roads I’ve been on in a bus. pic.twitter.com/qre8SgaFP9

— Emily Turner (@ETWriteHome)


ウィットビーで立ち寄ったというノース・ヨークシャー・ムーアズ鉄道の駅。ウィットビーにはほんのわずかな時間しか滞在できなかったそうですが、「とても良さそうな場所だった」とツイートしています。

Also pass the North Yorkshire Moors Railway. Heritage railways aren’t particularly my thing, but I feel like they may be an interest of many following this… pic.twitter.com/q9qBAGFy0P

— Emily Turner (@ETWriteHome)


その後も複数のバスを乗り継いで移動を繰り返しています。ターナー氏が乗ったローカルバスの中にはテーブル・ライト付きの豪華なバスもあったそうですが、「USB充電器がついていたものの機能しなかった」とのこと。

Very fancy bus with tables and screens and everything – and these pointless lights that were working even though the USB chargers weren’t. pic.twitter.com/75gu7OCgwC

— Emily Turner (@ETWriteHome)


2日目の最後に到着したアニック。

We’ll start with this delightfully out-of-place bridge outside Alnwick. pic.twitter.com/KjKpegDxUs

— Emily Turner (@ETWriteHome)


奥に見えるのがアニック近くにあるバンボローの古城。


3日目にはついにスコットランドに到着。ここまでは運賃わずか2ポンドのローカルバスに乗ることができたものの、スコットランドでは3ポンド以上のバスで移動したそうです。


ベリック・アポン・ツイードで撮影した3枚の写真


イングランドとスコットランドの国境

And we’re out of Northumberland but the Scottish Borders are also stunning! pic.twitter.com/WaRqiLBY26

— Emily Turner (@ETWriteHome)


なお、ターナー氏がロンドンからエディンバラへ移動するのにかかった費用の合計は46ポンド(約7300円)です。

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