誰かが自分のサイト全体をコピーして丸パクリのクローンサイトを作った場合、どうやって対抗すれば良いのか?

GIGAZINE
2023年02月08日 16時00分
メモ



デザインやユーザビリティを考慮して自分だけのウェブサイトを作ったとしても、悪意のある人物に丸ごとコピーされてクローンサイトを作られてしまう可能性があります。実際にそのような被害に遭った人がソーシャルサイトのHacker Newsで対応策を求めたところ、さまざまなコメントが寄せられました。

Ask HN: What to do when someone clones your site? | Hacker News
https://news.ycombinator.com/item?id=34596309

問題を報告したpreinheimer氏のサイトは、B2BでSaaSを提供するウェブサイトです。

ある日、preinheimer氏は自分のウェブサイトがドイツのホスティングプロバイダでホストされたサイトにコピーされ、一部ロゴや色を変更したのみでそのまま公開されているのを発見します。同氏はホスティングプロバイダとレジストラに連絡を取りましたが、どちらからも対応してもらえなかったそうです。

preinheimer氏は、検索エンジンにクローンサイトが登場してしまうこと、潜在的な顧客が混乱してしまうこと、売上の損失につながる可能性があることなどが懸念されるとし、Hacker Newsで助言を求めました。


この事情を知ったlogicalmonster氏は「事後では遅すぎるかもしれませんが、防御的なプログラミングテクニックがあります」とコメント。自身のウェブサイトを作り替えることで、クローンサイトの作成を困難にする方法を紹介しました。

logicalmonster氏が提案した方法の1つは「フロントエンドのコードを難読化し、圧縮すること」です。他にも、サイトの画像に微妙な透かしを入れること、相対リンクではなく絶対リンクを使い、サイト内のあらゆる場所に自分のURLが表示されるようにすること、自身のサイトが何らかの形で自身のAPIに依存するようにすることなども有効だとコメントしました。さらに、ソースコードに隠しメッセージを入れておくと、クローンを作るのは簡単だとしても、元のコードの所有権を主張するには十分だとも助言しています。

他のユーザーは、もう少し根本的な策として「プロバイダに停止勧告書を送るべき」とコメント。「ドイツでホストされていることが分かっているので、書留でドイツ式の停止勧告書を送ったうえで、検索エンジンに著作権が侵害されたことを伝えるDMCA通知を提出しましょう。これによって、クローンサイトが検索結果に載らなくなる可能性があります」と当該ユーザーは述べています。

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