2022年のタブレット市場、3.3%減で拡大停止–Chromebook市場は48.0%減と大幅縮小

CNET Japan

 IDCは、タブレットとChromebookの世界市場に関する調査結果を発表した。2022年の出荷台数は、タブレットが前年比3.3%減、Chromebookが同48.0%減といずれも市場縮小だった。

 タブレット市場は2年連続で増加していたが、2022年で成長が停止。2022年の出荷台数は1億6280万台で、前年の1億6830万台から3.3%減少。ただし、これでもCOVID-19パンデミック前より多いという。

 出荷台数の上位5ベンダーなどは以下のとおり。括弧内は、いずれも前年同期の数値と前年同期比。5社のなかで、唯一Appleが出荷台数を増やした。

1位:Apple

  • 出荷台数:6180万台(5780万台、+7.0%)
  • 市場シェア:38.0%(34.3%)

2位:サムスン電子

  • 出荷台数:3030万台(3060万台、-0.8%)
  • 市場シェア:18.6%(18.2%)

3位:Amazon.com

  • 出荷台数:1600万台(1610万台、-0.7%)
  • 市場シェア:9.8%(9.6%)

4位:レノボ

  • 出荷台数:1160万台(1770万台、-34.6%)
  • 市場シェア:7.1%(10.5%)

5位:ファーウェイ

  • 出荷台数:910万台(980万台、-7.0%)
  • 市場シェア:5.6%(5.8%)

その他:

  • 出荷台数:3400万台(3640万台、-6.6%)
  • 市場シェア:20.9%(21.6%)

合計:

  • 出荷台数:1億6280万台(1億6830万台、-3.3%)
タブレット出荷台数(出典:IDCの公表データをグラフ化)
タブレット出荷台数(出典:IDCの公表データをグラフ化)
タブレット出荷台数ベースの市場シェア(出典:IDCの公表データをグラフ化)
タブレット出荷台数ベースの市場シェア(出典:IDCの公表データをグラフ化)

 2022年におけるChromebookの出荷台数は1920万台で、前年の3690万台に比べ48.0%減という大幅な減少。2021年は、前年比180.5%増という市場拡大をしていた。

 出荷台数の上位5ベンダーなどは以下のとおり。括弧内は、いずれも前年同期の数値と前年同期比。いずれのベンダーも出荷台数を大幅に減らしてしまった。

1位:エイサー

  • 出荷台数:420万台(640万台、-33.8%)
  • 市場シェア:22.0%(17.3%)

2位:Dell Technologies

  • 出荷台数:410万台(540万台、-24.3%)
  • 市場シェア:21.3%(14.6%)

3位:レノボ

  • 出荷台数:370万台(820万台、-54.4%)
  • 市場シェア:19.5%(22.3%)

4位:HP

  • 出荷台数:350万台(1020万台、-65.6%)
  • 市場シェア:18.4%(27.8%)

5位:ASUS

  • 出荷台数:130万台(160万台、-20.9%)
  • 市場シェア:6.8%(4.5%)

その他:

  • 出荷台数:230万台(500万台、-53.8%)
  • 市場シェア:12.0%(13.5%)

合計:

  • 出荷台数:1920万台(3690万台、-48.0%)
Chromebook出荷台数(出典:IDCの公表データをグラフ化)
Chromebook出荷台数(出典:IDCの公表データをグラフ化)
Chromebook出荷台数ベースの市場シェア(出典:IDCの公表データをグラフ化)
Chromebook出荷台数ベースの市場シェア(出典:IDCの公表データをグラフ化)

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