史上最小
その昔、日本テレビ系列で放送していた視聴者参加型のクイズ番組『アメリカ横断ウルトラクイズ』は出場資格が18歳以上であった。
当時子供であった私は、18歳になったら絶対にでると思っていたがその前に番組が終了してしまった。
もう出場することはできないが、真似をすれば出場した気になれるのではないか?
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アメリカ横断ウルトラクイズとは
アメリカ横断ウルトラクイズとは、全国から集まった参加者たちが、ゴールのニューヨークを目指し、世界中を旅しながら番組の合言葉「知力・体力・時の運」にちなんだクイズに挑戦する番組だ。
勝ち抜ければ次の地へ進むことができるが、負ければ罰ゲームを受けたうえ日本へ強制送還させられてしまうというスケールの大きなクイズ番組であった。
バラマキクイズをやってみる
今回はそのウルトラクイズの名物企画、バラマキクイズをやることにする。
バラマキクイズは、問題の入った封筒を飛行機などで遠方にばらまき、挑戦者はそれを拾い司会者のところまで持ってきてクイズに挑戦する。
封筒には問題が入っていないハズレも混在しているという、まさに知力・体力・時の運すべてが試されるクイズなのである。
ではさっそくここで、バラマキクイズをはじめよう!
ここからは、実際のウルトラクイズをみるつもりでお楽しみください。
第8チェックポイント「モハーベ砂漠」
ここは映画「バクダッド・カフェ」の舞台にもなったアメリカ南西部のモハーベ砂漠。
大昔、湖だったここは、今となっては灼熱地獄。ここで例のあのクイズがはじまります!
みなさん、よくここまで勝ち残ってきましたね。
ここでのクイズに勝ち抜くと…
挑戦者一同「イエーイ!」
挑戦者一同「えー」
さあ、ブラジル目指してがんばれ!
バラマキクイズスタート!
あれをみよ!ここモハーベ砂漠のはるか上空に、問題の入った封筒を積んだ飛行機がみえるぞ!
挑戦者一同「あー、本当だ!」
黄色い機体の飛行機が今、問題を…
モハーベ砂漠に盛大に…
と撒きました。
※お好きな方はここから脳内でウルトラクイズBGMを流しながら読んでください。
挑戦者一同「わー」「早く早く!」
みなさんはりきって参りましょう!
司会のもとに押し寄せる挑戦者たち
さあ、誰が一番早く問題を持ってくるか?
おーっと体力自慢の安藤が一番に来たぞ!
よし、安藤、いくぞ!
問題:ソフトクリームの形のモデルは、自由の女神のトーチである。○か×か。
安藤「×」
正解!!!
安藤、1ポイント獲得。あともう1ポイントだ、がんばれ!
さあ、つづいてやってきたのは、つかみどころのない男でお馴染みのトルーだ。
よし、行くぞ!
問題:四角形の内角の和は360度、では三角形の内角の和は?
トルー「180度!」
正解!
いいぞ、トルー。残り1ポイントだ。この調子で行け。
次にやってきたのは、片手袋研究家の石井。
石井は、アメリカに来てもう18個、片手袋を見つけたんだよな?
そうか、では行くぞ!
問題:みかんは手で揉むと甘くなる。◯か×か。
石井「○!」
正解!!1ポイント、おめでとう。
というか、私はみんなが滞りなく正解するので少し焦り始めたぞ。
さあ、四人目は誰だ?!
日本サイバー促進活動家のサイバーおかんだ!
さあ、行くぞ。
問題:2022年11月、世界人口は何人に達した?
サイバーおかん「わかんない」
不正解!
ここで、サイバーおかん、わかんないと言い残して次の問題を取りに行った!
正解は80億人。
つづいてやってきたのはイラストレーターのべつやくだ。
問題:5月5日は子供の日、では5月4日は?
べつやく「……なんでもない日」
不正解!
なんでもない日なんてそんな意地悪な問題は出しません!
さて、次にやってきたのは、捨てられた椅子に座る人、住だ。
住「日本のは座りつくしたんで、世界の捨てられた椅子に座るためにウルトラクイズに挑戦しました」
そうだったのか。では行くぞ。
問題:南極ではシャボン玉も凍る、○か×か。
住:〇!
正解!
住、残り1ポイントでサンパウロの椅子に座れるぞ!
さあ、ここで一巡目が終了した。
今だから言うが私は内心、30%もハズレを仕込んだのに、ここまで誰もハズレを引かないことにかなり焦っていた。