[再]クイズ「火星でしょうか、千葉でしょうか」

デイリーポータルZ

どっちかな~

2月に火星に探査機 パーサビランス が着陸して高解像度の火星の画像が送られてきている。

火星の地面に落ちている石までつぶさに見ることができてぞくぞくする。

だが「こんな場所、千葉になかったっけ?」とも思う。

そこで、デイリーポータルZ関係者の写真とNASAの画像を組み合わせて、「火星でしょうか、千葉でしょうか」クイズを作った。

お楽しみください。

第1問
火星でしょうか、千葉でしょうか

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こたえ、火星

今月撮られた火星のようすだ。私たちが冷蔵庫のビールの冷え具合を触って確かめているあいだに火星はこんな姿で存在していたのだ。
Perseverance’s Mastcam-Z First High-Resolution Panorama

第2問
火星でしょうか、千葉でしょうか

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こたえ、千葉
この記事で訪れた銚子でした

右上に草が生えているんですよね。

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草が生えていたら千葉

第3問 
火星でしょうか、千葉でしょうか

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こたえ:火星

PIA2464-Perseverance_Sol3_Mastcam-Z_panorama.tif Mastcam-Z’s First 360-Degree Panorama

手前の石がごろごろしているあたり、むかしのファンタの缶がおちてそうだけど火星だった。ファンタの缶が落ちてたら大ニュースだろう。落ちててほしい。

第4問
火星でしょうか、千葉でしょうか

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こたえ:千葉

写真提供 3ykさん。「千葉のどこかの海です」とのこと。もとは風光明媚な写真だったが、火星っぽいところを拡大した

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火星にこういう場所があったら100年後は観光スポットになっているだろう

第5問
火星でしょうか、千葉でしょうか

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答え:御嶽山
岐阜・長野の県境でした。

岐阜・長野は広義の千葉とも言えるが(個人の感想です)、ここからは千葉以外の写真も登場してOKとした。千葉以外の火星っぽい写真がたくさんあったからだ。

でもクイズの楽しさは変わらないので引き続きお楽しみいただきたい。まじめな人はもうこのページから離脱しているだろうし。

第6問
火星でしょうか、千葉でしょうか

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答え、鳥取

道筋は観光客の足跡だが、探査車のあとのようにも見えてくる。火星が観光地化したらきっとらくだが登場するだろう。火星らくだ。

題7問
火星でしょうか、千葉でしょうか

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こたえ:群馬

奈良俣ダム。ロックフィルダム(石を積んだダム)だが、これだけきれいに石が積んであったら文明の存在を感じずにはいられない。

これは群馬なので当然、文明側だ。

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元写真はこれ。火星っぽく色補正しました

第8問

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こたえ:天気が悪い富士山

もうそろそろ火星が来るかなと思わせておいてこちらも日本。日本の象徴である富士山がこれだけ火星っぽいということは我々は既に火星人なのかもしれません。宇宙人なので主語をワレワレにした。

第9問

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こたえ:火星
Rocket Scour and Wheel Prints

手前にあるのが探査車の車輪の跡。この跡さえあれば火星なのでこの記事が公開されたら後をつける装置を作ろうと思う。

しかし右の地面に埋まっている石は飛び石のようで、昼めし旅(テレ東の旅番組)に登場する農家の庭のようだ。

第10問

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こたえ:火星
A Target for Perseverance’s SuperCam

これはかなり多摩川の川原である。登戸にこんなところがあった。

いったん広告です

第11問

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こたえ:礼文島

一見火星のようだけど、苔が生えているので分かりやすい。苔の生命力にあっぱれである。

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元写真。行きたくなっているのは言うまでもない。

第12問

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こたえ:東尋坊

マグマが固まってできた石(柱状節理)だが東尋坊という僧侶の名前がついている。火星にもケンタウリ山脈、オリンポス山などがあるので雰囲気は近い。

第13問

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こたえ:火星

Perseverance’s Mastcam-Z First High-Resolution Panorama

ちなみにNASAのサイトにある元画像はtiff形式である。非圧縮の画像形式だ。

せっかく撮った火星の画像を圧縮してモワレなんて出されてたまるものかという科学者の意思を感じる。

第14問

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こたえ:栃木の採石場

関東だった。100年後に火星に移住した人類が石を切り出したとき、きっと栃木の景色が登場するだろう。子孫たちが「こ、これは…栃木だ…!」と驚くだろう。

第15問

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こたえ:埼玉

西武線沿線に住んでいる人にはおなじみの秩父の武甲山である。石灰岩を切り出して表面がデジタルになった8bit山である。

火星っぽくするために粗くして赤みを強くしたら懐かしい雰囲気になってしまった。

第16問

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こたえ:火星

Mastcam-Z’s First 360-Degree Panorama

ほぼ鳥取砂丘の馬の背だ。火星が身近になってきた。

第17問

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こたえ:静岡・中田島砂丘

撮りかたに情緒があるので観光地の雰囲気が出ている。ということは探査車のように無機的に撮るのが火星のコツかもしれない。

 

第18問

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こたえ:山口県・元乃隅神社

粘土質が火星らしくないので簡単だったかもしれない。だが、こういう粘土質の火星の写真を撮って驚かせてもらいたい。

第19問

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こたえ:石川県能登町

よく見ると(見なくても)水があるので火星ではない。氷が発見されたらしいので、将来溶かすとこうなる可能性がある。能登だ。

忍耐という名の探査機

火星に降りた探査車の名前は Perseverance である。意味は「忍耐」。

かつての探査機はキュリオシティ(好奇心)だったのに、10年のあいだに東京タワーのおみやげみたいな名前になった。なにがあったのだろう。

忍耐という名前の探査車がこれからも火星の画像を送ってくれるので、また頃合いを見て火星でしょうか、千葉でしょうかクイズを出してゆきたい。

それまで皆さんも火星っぽい写真を撮りためておいてください。

火星の写真はNASAのサイトから。提供:NASA / JPL-Caltech
https://mars.nasa.gov/

火星っぽい写真提供
安藤 昌教
玉置 標本
小堀 友樹
ぬっきぃ
3yk
加藤 まさゆき
辰井 裕紀
地主 恵亮
松本 圭司
西村 まさゆき
井口エリ

Source

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