とにかく荒々しい蕎麦が好きだ。乱切りだったり、乱れ作りだったり、そして蕎麦がメチャ太(ふと)だったり。今回ご紹介する沢製麺の『太切り 信州そば』も、太切りという点に惹かれ、昨年の8月ごろに購入した。
賞味期限は今年2023年の6月であるもよう。だいたい干し蕎麦の賞味期限は10ヶ月くらいなのかしら? ともあれ、期限内に食べられてよかった。
パッケージの裏には「太い麺に仕上げた信州そばです。コシがあって食べ応えがあり、喉越しも良いおいしいそばです」と書いてある。なるほど。そうか。なるほど。ウン。
……もうお気づきかもしれないが、「太い」ということ以外、とりわけ書くことがないのである。賞味期限に着目したのも、とりわけ特筆すべきことがなかったからである……。こんな時もある。しゃーない。ウン。
ともあれ、さっそく……
デカい鍋にタップリのお湯を沸かし……
6分ゆでて……
完成。
して、そのお味は──
食感は良いね。太さとコシの感じは非常にGOODだね。太い蕎麦好きならコレでしょう。ボリュームもあるし。ただ、味が……家なんだなぁ。どうしても家。ただ、こういう蕎麦も、食べ方によっては誤魔化せると思ったりする。
「冷」なら、おろしなり、とろろなり、「プラスα」のつゆでいただくのが吉かと。でもどちらかといえば「温」のほうが向いてそう。想像だけだが、あんかけ系の蕎麦なんて合いそうでもある。温そばで食したい太麺だ。
執筆:干し蕎麦評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24