Tips:敬語を削る
原稿中で敬語を使いすぎると読みづらくなります。敬語って文字数が多いし、箇条に使うと冗長になって読みづらいのです。
例えば取材記事で、お菓子をごちそうになったとします。
× ここで、ご厚意で○○さんが作られたというお菓子をひとついただけることになった。今朝4時に起きて作られたそうだ。大変ありがたい!
〇 ここで、○○さんが作ったお菓子をひとつもらえることになった。今朝4時に起きて作ったそうだ。うれしい!
このくらいの長さで1カ所くらい敬語表現を入れてもいいかもしれませんが、全部敬語にするとやりすぎ感が出ます。
取材のときは特に、貴重な時間を割いてくれた相手に敬意を表したいあまり、敬語全開になってしまいがちです。ですが記事はあくまで取材先ではなく読者に向けたものなので、読者の読みやすさを優先したいところ。
「でも相手先に失礼なんじゃ…」と思うかもしれませんが、経緯は文体より内容で示せばいいのです。相手の仕事ぶりを称賛するとか、あこがれの気持ちを書くとか、そちらの方がよっぽど敬意を感じる原稿になると思います。
ではまた来週!