【ポテ通】マッチ売りの少女ならぬ「30円ポテト売りのおばさん」に捧ぐポテトジャーナリストからのアドバイス / カンバ通信:第158回

ロケットニュース24

ジャンボ。その店は、非常にレア。移動式のポテト屋さんで、「毎日ここに来る」という保証はない。常に動き回り、常に違う場所で、具体的にはポテトが食べられそうなテーブルのあるところに、ランダム的に出現する。


「ポテトは家で作って(揚げて)きてるんだよ」


ポテト売りのおばさんは、そう言いながらポテトを皿に盛り付けた。30ksh(約30円)。まずは、そのまま食べてみる。

味がしない。まったく、しない。さらにポテトは、これ以上ないほど薄くスライスされており、かつキンキンに冷えていた。

私はテーブルに用意されていた「トマトとタマネギのサラダ」、「塩」「コショー」「トマケチャ」「チリソース」の中から、サラダとコショーをチョイスして、思い切りポテトにぶっかけた。


すると……


うまい。このサラダ、すごく美味いぞ。今まで食べたことないくらいにサラダが絶品。相変わらずポテトは何の味もしないけど、ちょっとしたクリスピー的な “食感” だけで己の存在を主張していた。


いい間食だった。30kshで、こんなに楽しめるならアリ……と思いきや2時間後、私の腹はグースカピーと鳴り響いた。下痢だ。しかも直下式。ゲリラ豪雨ならぬゲリラ下痢。合計2回のPPで、なんとか嵐は過ぎ去った。


何が当たったのだかわからない。ポテトなのか、それともサラダなのか。


ただ一つ言えることは、この移動式ポテト屋さん、今すぐ「サラダ屋さん」に商売替えした方が儲かりそうだなということ。それは本当に美味かった、たとえ下痢になったとしても。オレは後悔していない。クワヘリ。


執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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