【やじうまミニレビュー】これはいい“赤”だ!VAIO SX14の新色「ファインレッド」を速攻で試す

PC Watch

ビジネスに強いインターフェイスとパフォーマンス

 インターフェイスは、左側面にUSB 3.0とステレオミニ端子、右側面にThunderbolt 4(USB4、USB PD、DisplayPort Alt Mode対応)×2、USB 3.0(給電機能付き)、Gigabit Ethernet、HDMIを備えている。最新のUSB 4が利用できることに加え、本体の充電もUSB PDによって行なえ、DisplayPort Alt Modeによって映像出力も対応する。

 また、HDMI出力やGigabit Ethernet端子など、ビジネス向けの端子が充実している。スリムモバイルでこれだけ充実しているのはうれしいスペックだ。付属のACアダプタも出力65WのUSB Type-C仕様。ケーブル直付けで端子はたためない仕様だが、サイズ感は市販の小型USB PD充電器に近いコンパクトさである。

HDMI出力はもちろん、有線LAN(1GbE)も備える。無線LANはWi-Fi 6E適合

小型のUSB Type-C充電器が付属する

 ハードウェアスペックは2022年6月発売のVAIO SX14を引き継いでおり、アップデートはないようだ。評価機はCPUに第12世代Core i7-1260Pを搭載しており、4つのPコア、8つのEコアを内蔵、最大16スレッドの処理が可能だ。メモリはLPDDR4Xで16GB、ストレージは容量256GBのPCI Express 4.0 x4 NVMe SSDを搭載していた。

 各種設定は「VAIOの設定」という専用ユーティリティから行なう。電源設定では標準、パフォーマンス優先、静かさ優先と3つが選べ、バッテリの充電容量を制限することで寿命を伸ばすいたわり充電機能も備える。

 ほか、カメラでは背景ぼかしや自動フレーミング、各種補正と、Web会議に求められる機能を網羅。サウンド設定にはノイズキャンセリング機能がある。

 電源設定でパフォーマンス優先とし計測した各種ベンチマークの結果は以下のとおり。

 PCMark 10のとおりゲーミングやコンテンツ製作向けではないがホーム&ビジネス用途には十分。グラフィックスもIntel Iris Xe世代なので、たとえば解像度をHD(1,280×720ドット)、軽量な画質設定とすれば軽量ゲームは楽しめる。ストレージもPCI Express 4.0 x4対応のものを搭載していたので、シーケンシャルリードは高速。レスポンスに不満はないだろう。

印象的なファインレッドでモバイルを華やかに

 今回のVAIO SX14「ファインレッド」は直営ストア限定カラー。VAIOユーザーは個性を大切にする方が多いようで、個性的なカラバリモデルのセールスが好調と聞く。量販店モデルではなく、直営ストア限定カラーなので、周りの人とかぶることも少ない。

 働き方改革、リモートワークなど、ビジネスマンはもちろん、学生でもモバイルの機会が増えている現在、よくあるモバイルノートよりも印象的なカラーのモバイルノートを好む人が増えているのかもしれない。

Source

コメント

タイトルとURLをコピーしました