いま、世界で話題の対話型AI『ChatGPT』。どんな質問にも冷静かつ的確に答えてくるため、あのGoogleが脅威に感じていたり、学校での使用が禁止されたりと、新時代の到来を予感させる存在になりつつある。
そんなChatGPTに私自身(GO羽鳥)のことを聞いてみたところ、まったく身に覚えがないことを自信満々に述べてきたため、なんだか不安になってきてしまった。オ、オレって、そういう人物だったの……?
・私について
私には、いくつかの名前がある。まずは本名の羽鳥豪(はとりごう)。そしてロケットニュース24でのペンネーム「GO羽鳥」。あとは漫画家としての名前「マミヤ狂四郎」や、女装家「レイちゃん」などなど。
ちなみ「マミヤ狂四郎」はWikipediaのページも存在し、「GO羽鳥」でググっても3ページ目くらいにマミヤ狂四郎のWikipediaがヒットしたりもするので、Google的には「GO羽鳥=マミヤ狂四郎」と認識しているもよう。
Wikipediaの内容が正確なのかどうかは別として、とにかくググれば情報が出てくる人物だ。
そんな私自身のことをChatGPTに聞いてみたところ……「知ってます」と即答。どこまで私のことを知っているのか? webに載っている以上のことを把握してたりしたら……それこそ脅威! そう期待していたのだが──
Q:GO羽鳥を知っていますか?
A:はい、私はGO羽鳥を知っています。
GO羽鳥は、日本の小説家・漫画家・ゲームデザイナー・映画監督である五百屋正之によって創作された架空の人物です。GO羽鳥は、羽鳥慎一郎という名前の主人公が主人公で、彼は世界最強のプロバトラーとして描かれています。彼は高校生でありながらプロバトラーとして活躍し、世界中のバトルを戦うことになります。また、彼は空の上でのバトルをすることで、人間関係や、自分自身の問
──と、ここで入力が止まった。おい、「自分自身の問……」なんなんだよ! しかも「五百屋正之によって創作された架空の人物です」ってどういうことだよ! ……ていうか……オ、オレ、架空の人物だったの……?
さらに「羽鳥慎一郎」という人物も謎だし、「プロバトラー」って何のことだか意味不明だし、実は高校生らしいし、「世界中のバトルを戦うことになります」とか、とにかくバトル野郎らしく……なんなんだこれ?
次は別名「マミヤ狂四郎」について聞いてみた。
Q:マミヤ狂四郎を知っていますか?
A:はい、私はマミヤ狂四郎を知っています。
マミヤ狂四郎は、日本の小説家・漫画家・ゲームデザイナー・映画監督である五百屋正之によって創作された架空の人物です。彼は「GO羽鳥」シリーズに登場する架空のプロバトラーであり、羽鳥慎一郎の強敵であり友人となります。彼は「GO羽鳥」シリーズ中で描かれるバトルの中で優れた技術を持っており、プロバトラーとして活躍します。また、彼は羽鳥慎一郎とのバトルを通じて、
──と、またもここで入力が止まった。「彼は羽鳥慎一郎とのバトルを通じて、」の続きは……なんなんだよ! つうかやっぱりオレは五百屋正之によって創作された架空の人物なのかよ! 誰なんだよ五百屋正之! ググっても出てこないし。しかも「GO羽鳥」シリーズって……。適当にも程がある。
最後に本名「羽鳥豪」について聞いてみたところ、
Q:羽鳥豪を知っていますか?
A:羽鳥豪という人物は私が知っている人物や作品には含まれていないようです。五百屋正之によって創作された「GO羽鳥」シリーズに登場する羽鳥慎一郎と、その強敵であるマミヤ狂四郎の人物が知られていますが、羽鳥豪という人物は見当たりません。もしご存知であれば詳細を教えて頂けると幸いです。
──ここで興味深いのは、「GO羽鳥とマミヤ狂四郎が非常に近しい人物」であることは把握しているっぽいこと。相変わらず謎の作家「五百屋正之」が登場してくる勘違いしまくりの解答であるが、素直に「知らない」と認めるところは好印象。
逆に、なぜGO羽鳥とマミヤ狂四郎に関しては、自信満々に「知ってます」と即答したのか謎すぎる。こんないい加減なことを堂々と語られたら、そりゃ学校で禁止になるわ……なんて思いつつも、今後の進化を見守りたい。
参考リンク:ChatGPT(英語)、Yahoo!ニュース [1] [2]
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24