フォード、スペイン工場の太陽光発電能力を10MW規模へ–2035年のカーボンニュートラル目指す

CNET Japan

 Ford Motorは、スペインのバレンシア州アルムサフェスの自動車工場で運用している太陽光発電施設を強化し、2024年に10MWまで発電能力を高めると発表した。

 アルムサフェス工場の敷地内に設けた太陽光発電施設は、現在2.8MWの発電能力がある。1年間の総発電量は4641MWh弱で、一般家庭1400軒の年間電力使用量に相当するという。この施設を拡張し、2023年夏までに発電能力を2.2MW増やす計画。これにより、年間発電量は3762Mwh増え、1100軒分の電力を追加できると見込む。

 さらに、施設の拡大や、工場の屋根へのソーラー発電パネル設置といった取り組みを進め、2024年には発電能力を10MW規模へ高める。

工場の屋根への発電パネル設置も検討する(出典:Ford)
工場の屋根への発電パネル設置も検討する(出典:Ford)

 Fordが欧州各地の工場で使用している電力は、すでに100%再生エネルギー由来だそうだ。そして、2035年までに欧州の工場と部品供給網全体のカーボンニュートラル達成を目指している。

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