ガードレールの足は想像より長い

デイリーポータルZ

ガードレールの足(支柱)は想像よりも長い。地下に埋まっている部分が長いのだ。街に立っているものの足は他のやつも長いのか。調べてみた。

ガードレールの足の長さを知っているか

突然ですが、ガードレールの足(支柱)の長さを知っていますか。

この足は地面の上にポンと乗っているわけではなく、地面の下まで埋まっている。それがどれくらい深いか知っているだろうか。

正解はこうです。

だいたいの長さの例

見えている長さの倍くらい埋まっているのだ。結構長いでしょう。

ガードレールにもいろいろ種類があり、すべてがこうではないが、土に直接刺すタイプだとこんな感じのようだ。

視線誘導標(デリニエーター)の足は短い

では、ガードレールの隣にあるコレの足の長さはどうか。

夜中に車のライトを反射して道の端っこを教えてくれるやつ

こいつももしかするとすっごい長いのかもしれないが、実際はこうだ。

左:視線誘導標のだいたいの長さの例

埋まっている深さが20cmしかない。その代わり、その下に基礎と呼ばれるコンクリのブロックがくっついて重しになっている。

足の長さの違いは、役割の違いを反映している(と思う)。ガードレールは、車を道へ押し返すのが仕事だ。そのため足腰がしっかりしている必要がある。それに対して視線誘導標は、ただ道の端っこの位置を教えるだけだ。そこまで頑強でなくてもいい。

※本記事に出てくる数字は各メーカーのカタログから調べたものです。実際はmm単位の細かな値ですが、読みやすさのため大まかな値で示しています。数字の前に「約」をつけて読んでください。

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案内標識の足の長さ

街に立っている他のものの足の長さも見てみよう。

駅前とかに立っている案内看板。歩行者用案内標識というらしい。こいつの足はどれくらい長いのか。 

足元の例

地面に埋まっている表現が難しかったのでちょっと説明したい。看板の下にある直方体二つは、それぞれの足にくっついて一体化しているコンクリの基礎だ。長さは90cmもある。

大きな黒い四角は、地面に掘った穴のつもりだ。もし穴を掘ったらこんなふうに見えるのかもしれない、という想像。ずんぐりむっくりな足が見えている。

この足の太さは、絶対に倒さないぞという気持ちの表れにも見える。この足がもっと細くて、この重そうな看板が人の上に倒れてきたらどうなるか。そうならないための足の太さということだろうか。

大型標識

車道の上のほうにあるでかい看板だ。案内標識というらしい。これの足はどれくらい長いか。

これも同じだった。足は地面の下でそこまで伸びない代わりに、でかいコンクリの基礎がくっついている。1m x 1m x 2m くらいのかたまりだ。

絶対に倒れちゃいけないやつの足元にはでかい基礎がついている。それは分かった。もうちょい足の長いやつはいないか。

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横断防止柵

これのことをふつうガードレールというと思うが、実はもうちょっと細分化した名前があって、横断防止柵という。ガードレールとは役割が少し違い、比較すると華奢な作りになっている。これの足の長さはどうか。

歩道に突然ぽっかりと穴を開けてしまった。地面の下の足の長さは1mほどだ。そこそこ長くて満足。ただ、ガードレールとはやはり役割が違う(横断防止)ので、深さもガードレールほどではない。

電柱

電柱ってどれくらい埋まってるんだろうか。

こんな感じのようだ。想像よりは埋まってない気がするが、こんなものか。

電柱を埋める深さは全体の6分の1が目安だそうだ。15mの電柱の場合、2.5m。そう考えると結構あるか。

鉄棒

公園の鉄棒。

ガードレールみたいにぐさーっと刺さってたらすごいなーと思うが、そんなことはなかった。

表現がうまくいっていないが、要するにやっぱり基礎のコンクリがくっついている。子供たちが遊ぶ遊具だもんね。ぐらついちゃいけないし、安全第一。

境界杭

「工」と書かれた杭。境界杭と呼ばれるもので、これは特にJRの敷地の境界にあるタイプ。

この杭は想像よりひょろ長いやつで、このタイプの場合は長さ80cmほどもあるらしい。ここでは地面の上に40cmほど出ているので、同じだけ埋まっていることになる。

境界杭はこんなふうに頭しか出ていないことも多い。それでもやっぱり全体としてはひょろ長いので、この下にも1m近く埋まっているかもしれない。

境界杭は敷地の境界を決定するものなので、絶対ずれちゃだめなのだ。だから深く埋まっている。

ベンチ

ベンチの足は、地面の下でどうなっているのだろうか。

これについては設置工事中のようすを見たことがあるので、実物の姿が分かる。

同じ場所で撮った、ベンチの設置中のようす。足元にはコンクリートの基礎がくっついている。上の方でさんざんただの直方体として描いてきたが、すみませんこれが実物です。

街にあるものの足元はこんなふうになっているのだ。

足はずんぐりしている

街に立っているものはガードレールみたいにみんな足が長いのかと思ったが、そんなことはなかった。むしろずんぐりしている。

街の安全はさまざまなものによって守られている。ガードレールもそうだし、冒頭に出てきた視線誘導標もそうだ。地味だけど、街を守っている。ずんぐりした足もその一つだと分かった。

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