インパクト抜群! 沖縄の郷土料理『骨汁』を食べてみたらハンパないボリュームだけどペロッと食べられる美味さだった / 沖縄県那覇市「骨汁屋」

ロケットニュース24

沖縄には、さまざまな汁料理が存在する。島豆腐に豚肉、レタスなどのたっぷり野菜に半熟卵を乗せた「沖縄みそ汁」をはじめ、独特の臭みがあるヤギ肉が入った「ヤギ汁」。あおさ(アーサー)がたっぷり入っていて、アッサリとした出汁が特徴の「アーサー汁」など、まさに汁物天国と言えよう。

私(耕平)も沖縄料理が大好きで、沖縄そばを筆頭に、メジャーどころのメニューは食べていないものが無いほど……と思っていた。そんな私の自意識過剰も、ある情報を聞いて打ち砕かれる。それは沖縄のソウルフード「骨汁(ほねじる)」というもの。

見たことも聞いたことも無かった料理だが、その見た目のインパクトは凄いと聞く。いったいどんな料理なのか? その真偽を確かめるべく、沖縄本島に足を運んだ……

・ゆいレールで安里駅へ

私がこの骨汁の情報を聞いたのは、以前訪問した石垣島の「泡盛セリー本舗」で泡盛を飲んでいた時のこと。ふとした会話から「骨汁食べたことないの?」と言われ、「なに〜! 骨汁だと??」となり、その名前のインパクトから絶対に食べねば! と感情を抑えきれなくなった。そして沖縄本島で美味しい店がたくさんあると聞き、翌日に飛んでいった次第だ。


私が那覇空港に着いたのは午後2時。そこから骨汁の情報を調べるも、ネットで美味しいと評判のお店は、早い時間に閉まっていることが多かった。「ぬぬ……食べられないかも」と思っていた矢先、評判良さげなお店が見つかる。その名も「骨汁屋」

どストレートな店名が食欲を掻き立てる。さっそくお店に向かうべく、沖縄都市モノレール「ゆいレール」に乗ること20分弱。最寄駅である「安里(あざと)駅」に到着。


そこから5分ほど歩き、お店がある「栄町市場」に向かう。


・いざ「骨汁屋」へ

市場の中を進んでいくと結構広く、お店の数も多い。


そして、歩くこと約3分……

あった!


市場の中のローカルフード専門店……これだけでも相当期待できる。そしてメニューに目を通してみたところ……

「満足セット」骨汁+骨丼セット 1000円


骨汁だけでも聞き慣れないのに、さらに「骨丼」とは……。もう、このセット一択でしょう! ということで、さっそく注文。作ってもらっている間に、骨汁の予備知識を叩き込む。


ふむふむ……どうやら骨汁とは、かつお出汁と豚骨の旨味が凝縮されたスープに、じっくりと煮込んだ豚の骨付き肉が入った沖縄の郷土料理らしい。


次に食べ方をインプット。


続いて、骨汁の栄養分などをチェックする。


そして、「骨汁+骨丼セット」が運ばれてきた。


・ヤバすぎるボリューム

それでは実食に入ろう。まず、こちらが噂の骨汁


なるほど、これは確かにインパクトがある。出汁の透明感もいい感じだ。


さらに、この肉のボリューム!!!


こちらは「我那覇(がなは)アグー」という豚肉らしい。口に運ぶとホロホロに煮込まれているので、口の中で簡単に溶けてしまうくらい柔らかい。しばらく食べ進めてトッピングの野菜を入れてみる。


食べてみると……


うん、いい感じの箸休めになる。骨汁を食べているだけでも体が温まっているのに、より温まる感じだ。さらに食べ進めたところで油味噌を入れて、味変にチャレンジ。


先ほど見た骨汁の食べ方で「一気に溶かすのは御法度」と書かれていたので、少しずつ入れて食べたところ、少量でも確かに味変した。そして、一気に完食!


続いて、骨丼の実食に移る。


骨丼には大サイズと小サイズがあり、おそらくこちらは小サイズと思われるが、それにしても凄いビジュアルだ。こちらは骨付き肉から骨を外して、卵黄を乗せて食べるスタイル。まずは丁寧に骨を取り外す。


卵黄を乗せて……


完成!


卵黄が割れてしまったが、そこはご愛嬌ということで、卵黄を絡めてパクッと一口。

うんまぁ〜!!!


柔らかさバツグンでジューシーな肉に絡む卵黄、それを白米でいただく……最高やん。マジで美味すぎてアッという間にペロッと完食。そして骨汁・骨丼という名前を象徴するのような、この骨の量!


いや、とにかくボリュームが凄かった。そしてもちろん味も最高! ごちそうさまでした!!


── いかがだっただろうか? 内地ではなかなか目にする機会が少ないこの料理。しかし沖縄では食べられるお店も多く、お店ごとにそれぞれ特徴があるとのこと。そんなわけで沖縄に来る機会があれば、ぜひ一度食べてみることをオススメするぞ!


・今回ご紹介した店舗の詳細データ

店名 骨汁屋 Instagramアカウント
住所 沖縄県那覇市安里385 栄町市場内
営業時間 15:00〜23:00
定休日 日曜日

執筆:耕平 
Photo:RocketNews24.

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