E Ink採用タブレットは以前から存在したが、最近ではハードウェアメーカーが新たに関心を向けている。例えばAmazonは、2022年9月に「Kindle Scribe」を発表した。そして今回、レノボも「Smart Paper」タブレットでこの市場に参入する。
提供:Lenovo
主に生徒/学生をターゲットとするSmart Paperは、10.3インチのE Inkタブレットで、スタイラスとフォリオケースが付属し、ノート取りや文書の作成、電子書籍の閲覧用に設計されている。たとえば教員や講師の音声を録音しながらノートを取り、ノートを利用して音声クリップを思い出すことができる。
レノボのSmart Paperアプリを使えば、録音した音声の文字起こしも可能だ。Smart Paperに付属のペンにはフェルトチップを採用し、最大23ミリ秒のレイテンシー(遅延)と4096段階の筆圧検知、傾斜検知により、E Inkディスプレイで自然な手書き体験ができる。9種類のペン設定、74の文書テンプレートから選択でき、レノボによると、1回のバッテリー充電で最大170ページ分のノートを取れるという。
Smart Paperの主な仕様
- プロセッサー:「RockChip RK3566」
- OS:「Android AOSP 11.0」
- メモリー:4GB
- ストレージ:64GB
- ディスプレイ:10.3インチE Inkディスプレイ、1872×1404(227ppi)
- フロントライト:デュアルカラー、24段階の輝度(自動画面調整)、24段階の色調調整
- マイク:2基
- センサー:加速度センサー、環境光センサー、ホールセンサー
- バッテリー:3550mAh
- サイズ(mm):195x226x5.5
- 重さ:~408g
- 色:ストームグレー
- ポート:USB Type-C 2.0
- 無線接続:Wi-Fi、Bluetooth 5.2、BLE対応
- ソフトウェア:電子メール、カレンダー、時計、電卓、ebooks.comアプリ
- 対応アクセサリー:Lenovo Smart Paperペン、Lenovo Smart Paperフォリオケース
価格や提供時期は発表されていない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。