メモ
過去5年間に北朝鮮のハッカーが盗み出した仮想通貨の総額が推定で1兆5000億ウォン(約1600億円)に上ることが、韓国の諜報機関により明らかになりました。
Seoul: North Korean hackers stole $1.2B in virtual assets | AP News
https://apnews.com/article/technology-crime-business-hacking-south-korea-967763dc88e422232da54115bb13f4dc
専門家の見解によれば、脆弱(ぜいじゃく)な北朝鮮の経済基盤は、国連の制裁によりさらに厳しい状態にあり、加えて新型コロナウイルスのパンデミックの影響も受けています。核計画を推進するために外貨獲得が必要で、その手段として、違法なサイバー活動に注力しているものとみられます。
韓国・国家情報院によると、北朝鮮は国連の経済制裁が強化された2017年以降、特にサイバー攻撃能力を高めており、今や世界最高クラスの力があるとのこと。
北朝鮮が国家として支援するハッカーが盗んだ仮想通貨などの資産は2022年に限っても8000億ウォン(約830億円)、過去5年間だと累計で1兆5000億ウォン(約1600億円)と推定されます。このうち、韓国の被害は1000億ウォン(約104億円)以上とみられます。
ちなみに、アメリカの仮想通貨分析会社Chainalysisは、2022年1月~9月だけで約10億ドル(約1400億円)の仮想通貨が盗まれたと推定しています。
北朝鮮は仮想通貨の窃盗が政権の主要な収入源の1つになっている – GIGAZINE
北朝鮮は2022年に入って、12月23日に発射されたものを含めて86発のミサイルを発射しているとのこと。AP通信は、兵器の近代化を進めることで、将来的な交渉で制裁の緩和やその他の譲歩を勝ち取るため影響力を高めようとしているという専門家の意見を紹介しています。
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