ガイドライン違反の「引退馬」投稿動画に協会対応 本人要請応じず…YouTubeに削除申請「まことに残念」

J-CASTニュース

   
レースを引退した競走馬を支援するNPO法人「引退馬協会」は2022年12月22日、ガイドラインに反する引退馬の投稿動画を削除するようユーチューブに申請したと発表した。


  • 引退馬協会公式サイトより

無断で動画投稿サイトに投稿することを禁じている

   引退馬協会は11月25日、所有する馬の撮影や取材に関するガイドラインを制定した。基本的に、正当な見学方法で撮影された画像や動画を個人のSNSやブログに掲載することは問題ないとしている。一方で見学資格をもたずに撮影した動画や写真の投稿、動画の生配信は禁じているほか、下記に該当する場合は協会の許諾を必要としている。

「営利、非営利を問わず、出版、放送、インターネット(動画投稿サイト含む)等の取材、撮影については、事前に『取材申込書兼誓約書』を提出の上、当協会の許諾を受けていただく必要があります。なお、取材等については当協会の定めるルールを遵守していただきます」

   協会は12月22日、公式サイトで改めて次のように周知を行った。

「当会所有馬を見学時に撮影された動画は、Youtube等の動画投稿サイトへの投稿を禁止とさせていただいております」

   この発表によれば12月上旬、引退馬を見学した際に撮影された動画がユーチューブ上に投稿されていた。

「投稿者の連絡先の記載がなかったため、コメント欄にてこちらから自主的に削除していただくようお願い申し上げましたが、ご対応はいただけませんでした。まことに残念ではありますが、Youtubeにその投稿の削除を申請させていただきました」

   ツイッターで、ファンからは「撮影禁止、下手すれば見学禁止になるかもだから違反行為はやめて」「規約で書かれてる以上ちゃんと守らなきゃ…」といった声が寄せられた。

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