DIGIDAYリサーチ:ブランドとリテーラーの60%が今年の ホリデー収益 は微増と予測

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米DIGIDAYがブランドとリテールの関係者を対象に調査したところ、現在の経済状況にもかかわらず、大半の回答者が2022年のホリデーシーズンは2021年より収益増加を見込んでいることがわかった。感謝祭の週末が空前の盛り上がりを見せたことを考えると、決して驚く話ではない。ただし、増加とはいえ微増にすぎない。

DIGIDAYリサーチのデータによると、不安定な経済状況が続くなか、消費者の消費欲は健在で、ブランドとリテーラーは天王山であるホリデーシーズンを前に収益の手応えを感じている。

米DIGIDAYがブランドとリテールの関係者32人を対象に調査したところ、現在の経済状況にもかかわらず、大半の回答者が2022年のホリデーシーズンは2021年より収益増加を見込んでいることがわかった。感謝祭の週末が空前の盛り上がりを見せたことを考えると、決して驚く話ではない。ただし、増加とはいえ微増にすぎないが。

米DIGIDAYの調査によると、ブランド・リテール関係者の60%は、自社の2022年ホリデー収益は2021年のホリデー収益よりも高くなると予測している。一方、28%が減少、9%が同等の収益を見込んでいると回答した。これは、暗い経済状況のなか、間違いなく明るい兆しといえる。

しかしながら、詳細を見ると、楽観的だと予測した関係者もそのほとんどは、特別積極的にそう考えているわけではないことがわかる。米DIGIDAYが調査した回答者の3分の1(38%)は、今年、ホリデー収益が増加するとしてもわずかにすぎず、前年比1~10%増と回答している。また、2022年ホリデー収益が2021年よりも11~30%増加すると予測したブランド・リテール関係者はわずか6%で、ホリデー収益が前年比で30%以上急増すると予測した回答者は16%である。

ブランド・リテール関係者の38%が今年のホリデー収益は微増だと回答しているが、その次に多い回答が、ホリデー収益の微減予測である。これは、ブランド・リテール関係者の楽観的観測が決して絶対ではないことを示すサインだ。

米DIGIDAY調査の回答者のうち、ちょうど4分の1(25%)が、2022年のホリデー収益は昨年よりも1~10%減少すると予測している。11~30%の減少を見込んだのはわずか3%なのだが、興味深いのは、前年比でホリデー収益が30%以上減少すると考えた回答者は一人もいなかったことだ。つまり、ブランド・リテール関係者の悲観的観測も絶対ではない。

[原文:Digiday+ Research: 60% of brands, retailers say holiday revenue will increase this year — slightly

(翻訳:SI Japan、編集:島田涼平)


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