サッカーワールドカップカタール大会決勝トーナメント1回戦が2022年12月6日(日本時間)、スタジアム974で行われ韓国がブラジルに1-4の完敗を喫した。
試合は前半早々から動きを見せブラジルが前半7分にFWビニシウス・ジュニオール(22)のゴールで先制すると、同13分にはFWネイマール(30)がPKを決めて今大会初ゴール。なおも攻勢に出るブラジルは同29分、36分にそれぞれ得点を挙げ前半だけで4ゴールをマークした。
「韓国が終始押された理由は単純明快だった」
韓国は後半31分にMF白昇浩(ペク・スンホ、25)が1点を返すもこれが精一杯。ブラジルは後半35分にGKアリソン(30)とネイマールをベンチに下げ、控えGKウェベルトン(34)、若手FWロドリゴ(21)をそれぞれ起用する余裕を見せるなど圧倒的強さで準々決勝進出を決めた。
優勝候補ブラジルに完敗した韓国。試合結果を速報した地元メディアは、韓国とブラジルの次元の違いを指摘した。
スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(WEB版)は、韓国代表は一生懸命戦ったが明らかに限界が見えた試合だったと振り返った。
同メディアは韓国が終始押された理由は単純明快だったとし、韓国はブラジルにプレッシャーを与えたが、ブラジルはあまりにも簡単にプレッシャーを跳ねのけたと指摘。そして韓国はブラジルのプレッシャーに慌て試合が一方的になったと分析した。
そしてブラジルは次戦に備えてケガの防止や体力消耗を防ぐ次元にあったとし、後半は前半ほど攻撃面で意欲を見せなかったと伝えた。さらに3点目のゴールが飛び出すと、チッチ監督は選手たちと一緒にダンスを披露。この時点で勝利を確信したようだと指摘した。