東海旅客鉄道株式会社(JR東海)と株式会社JR東海エージェンシーは、株式会社HIKKYが12月3日~18日に開催するメタバース上のイベント「バーチャルマーケット2022 Winter」に、名古屋駅を再現した「バーチャル名古屋駅」を出展する。合わせて、中京テレビ放送株式会社と共同でバーチャル・リアル連動の各種企画を行うと発表した。
バーチャルマーケットはメタバース上の会場でアバターなどの3Dデータ商品やリアル商品を売り買いできるVRイベント。世界中から100万人が来場し、ギネス記録も取得している。2022年のテーマは「NEXT Journey」で、鉄道を起点に、沿線都市と移動の価値向上を通じて人々の豊かな暮らしを実現することを目指し、様々なパートナーと協業することで変革を加速するとしている。
バーチャル名古屋駅では、現実のJR名古屋駅を3Dモデルで精巧に再現。JRセントラルタワーズとJRゲートタワーのほか、待ち合わせ場所の金時計と銀時計、および先日惜しまれながら撤去された「飛翔」のオブジェなど、名古屋駅のランドマークを設置しているという。
駅構内では「リニア中央新幹線(L0系改良型試験車)」と「東海道新幹線(N700S)」のバーチャル乗車を体験が可能。新幹線ホームへと駆け上がれば、本物そっくりの東海道新幹線に試乗できる。
駅直上の駅ビル施設「JRセントラルタワーズ」(地上50階以上、高さ約245m)の側壁をキーボード操作でクライミングできるコンテンツが用意されているほか、アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」とのコラボブースでは、同作に登場する沼津の観光スポットを、作中の名シーンとともにマップ上で紹介する。
さらに、人気ゲームシリーズ「信長の野望」とコラボしたブースでは、現在の愛知にあたる尾張国出身で、ゲーム内で主要キャラとなる織田信長の3Dモデルが配置され、2ショット撮影などができる。
そのほか、アートプロジェクト「出現画廊」とのコラボで、若手クリエイターたちのデジタルアート作品をバーチャル名古屋駅内金時計エリアに展示。気に入った作品は額縁に入ったリアルアートとして購入できる。
リアル(現実の)名古屋駅では、人気Vtuberとモニター越しに交流できるイベントを実施する。12月17日に富士葵(Aoi chan.)とYuNi(YuNi – officail channel)、18日に「おめがシスターズ」のおめがレイ・おめがリオが登場し、それぞれが名古屋駅内の「推し!なごやめし」を紹介するなどして、参加者とリアルタイムで交流する。両日とも司会は中京テレビ公式Vtuberアナウンサーの大薦エルが担当する。
Vtuberとの交流イベントは4部制で、参加希望者は、当日10〜12時の間に名古屋駅中央コンコース特設ブース内で行われる抽選に参加する必要がある。なお、イベント期間中にJR名古屋駅内の「推し!なごやめし」対象店舗で対象メニュー飲食し、レジで「バーチャル名古屋駅を見た!」と声掛けした人を対象に、バーチャル名古屋駅オリジナルデザインの各VTuberとのコラボステッカー(各1000枚限定)がプレゼントされる。
対象店舗とメニューは以下の通り
- 富士葵:まるや本店(JR名古屋駅店)の「ひつまぶし」
- YuNi:矢場とん(JR名古屋駅店)の「みそかつ」 ※テイクアウトのみ
- おめがレイ: スパゲティハウスチャオ(名古屋JRゲートタワー店)の「あんかけスパ」
- おめがリオ:味仙(JR名古屋駅店)の「台湾ラーメン」
12月3日~16日にはリアルの名古屋駅内で「メタバース体験会」を開催。VR機器を持っていない人でも、貸出のVRゴーグルを着用してバーチャル名古屋駅内の全コンテンツを体験できる。こちらは予約不要で誰でも参加可能。