ハザードランプを点けて車を路上駐車させていたら、路線バスからクラクションを何度も鳴らされて怖かったと、ツイッターで動画が投稿された。
しかし、ネット上では、狭い路地で路駐していたのが悪いとの指摘が多い。バスを運行した関東バス(東京都中野区)は、「通れないよう止めるのはよくない」としながらも、乗務員について「間違っている行動だった」として、車のドライバー側に謝罪したと取材に答えた。
「バスの車体の幅、どんぐらいか分かってんの?」
車の右横にJR中央本線・中野駅行きの路線バスが止まり、バスの男性乗務員が乗降口前に立って、車のドライバーに向き合っている。車のハンドルやメーターが近くに見えることから、このドライバーが夜間にスマホで動画を撮影したらしい。
誰かの怒鳴り声が響いた後、ドライバーは、バスの方を指差して、「ちょっと、下がってくんない?」と乗務員に声をかける。
これに対し、乗務員は、「いや、お前がバックしろよ!」と反論した。すると、車の同乗者とみられる男性が「お前、何だよ、その口の利き方、社員のくせに」と騒ぎ出す。乗務員が右手を出して、「あのさ、いくらこっちがさ、どんだけ注意したと思って。ずーとここにいたってことでしょ。分かってて、ずっとわざといたってことでしょ?」と問いかけると、同乗者らしき男性は、「バカにしてっからだぞ…お前のせいだよ」と罵声を浴びせる。
ドライバーは、クラクションについて、「そんなに鳴らす必要ないんじゃないの?みんな通っていたけど、バスとか」と抗議した。すると、乗務員は、「いやいやいやいや、あのね、じゃあ通ってたバスがあるんだね」と聞き返す。ドライバーは、「知らないけど。車とか通ってたけど」と返すと、乗務員は、こう怒った。
「車が通れるに決まってんだろ! バスの車体の幅、どんぐらいか分かってんの?」
これに対し、ドライバーが「じゃあ、まあいいけど。とりあえず、もう大丈夫」と言うと、乗務員は、「今から…」と話して、バスに乗り込むところで終わっている。