エジプトのシャルム・エル・シェイクで、国連気候変動枠組条約第27回締約国会議=COP27が開幕します。今回のCOPでは、気候変動対策の強化を呼びかける先進国が、気候変動対策以前の課題が山積している途上国へどこまで配慮できるかに注目が集まりそうです。
日本はどちらの味方をするべきか…COP27で途上国に一方的な脱炭素を押しつけるEUの不誠実 「EU式の脱炭素」を強要する政治的意図は明らか #プレジデントオンライン https://t.co/urirLqfgAj
— 池田信夫 (@ikedanob) November 5, 2022
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政策投資を促すための政治スローガンに過ぎないものに日本も真面目に取り合わないほうがよいという冷めた指摘も。
こうした目標は政策投資を促すための政治スローガンに過ぎない。
日本もバカ真面目に目標を達成しようとしない方が好い。
目標を決めた時から、国内外エネルギー情勢は劇変した訳だし…https://t.co/NC0sGtQRQo
ウクライナ侵略で天然ガス高騰、「石炭回帰」の動き…COP27「脱炭素」に影響— 石川和男(政策アナリスト) (@kazuo_ishikawa) November 5, 2022
スナク英首相はCOP27を欠席すると表明していました。イギリスも撤退しつつあります。
英国の政策転換 脱炭素を主導したクワーテング失脚で責任を押し付ける土壌ができた。 英国らしい。■スナク英首相、COP27欠席へ 国内問題に専念https://t.co/seiOUA60Rn
■グラスゴー金融同盟、国連の脱炭素運動の要件廃止https://t.co/G8gRZKg4U0— 渡邉哲也 (@daitojimari) October 30, 2022
しかし、土壇場になって出席を表明。政治的な思惑が垣間見えます。
There is no long-term prosperity without action on climate change.
There is no energy security without investing in renewables.
That is why I will attend @COP27P next week: to deliver on Glasgow’s legacy of building a secure and sustainable future.
— Rishi Sunak (@RishiSunak) November 2, 2022
一方、グレタさんは欠席だそうです。表向きはデモなどの規制を理由にしていますが、さすがにこのままでは「まずい」と思ったのではないでしょうか。
環境活動家グレタさん、COP27を欠席へ =ネットの反応「飛行機使わない移動に疲れたんじゃね?」「代わりにプラ次郎が行ってこい」 https://t.co/wt4GV1sl6Y
— アノニマス ポスト ニュースとネットの反応 (@anonymous_post2) November 1, 2022
これが世界の指導者が国際会議に到着する方法だそうですが、世界の指導者ってここまでアレなんでしょうか。フェイクだと思ってしまうのは編集部のような人の好い田舎者なのでしょうか。
COP 27 – This is how world leaders will arrive and then they’ll tell you that climate change is your fault because of your personal carbon footprint 🤡 pic.twitter.com/vZhx3jknyq
— Bernie’s Tweets (@BernieSpofforth) November 3, 2022
その指導者たちが乗る電気自動車に電力を供給するリチウム電池にはコバルトが含まれています。コバルトは途上国の子供たちが採掘しています。
So while our political leaders at #COP27 will be chauffeured around in electric cars, they conveniently forget that cobalt is found in lithium batteries that power most electric cars. The landscape in Congo is destroyed to mine cobalt. Child slaves mine the cobalt. pic.twitter.com/3rcpRXXkDV
— James Melville (@JamesMelville) October 29, 2022
そもそも環境に配慮するならオンラインでやれよというもっともな指摘もあります。
Maybe it’s a daft question…
Cop27…
400 private jets are being used.
If they cared about climate change so much, why wouldn’t they move it online?!
— Rebecca Jane (@LadyDetectives1) November 3, 2022
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日本にいるとわかりませんが、COPなんちゃらなんて欧州のパヨクしか興味ないという現地からの指摘もあります。
RT @jikkyou8: COPなんちゃらなんて欧州のパヨクしか興味ないわなw
英女王(95)心配だな
チョコバーの天ぷらwwwグラスゴーヤバすぎw谷本真由美 #めいろま(イギリス在住 著述家) 【公式】おはよう寺ちゃん 11月15日(月) https://t.co/np8gNZYKie @YouTubeより
— 谷本真由美 (めいろま) 「世界のニュースを日本人は何も知らない3」発売中 (@May_Roma) November 19, 2021
その気候変動への対策は、じつは日本のほうが進んでいるのです。
温暖化、環境、環境と連呼する人々が、日本の自動車会社が40年以上前から取り組んできた排ガス規制対応の技術開発、リサイクル技術などに触れないのは実に残念である。日本の技術の環境への貢献は実にすごい。排ガス規制対応で何万回試験をやるのかも知らないのだろう
— 谷本真由美 (めいろま) 「世界のニュースを日本人は何も知らない3」発売中 (@May_Roma) September 25, 2019
温室効果ガスを排出してきたのは気候変動対策を呼びかける先進国に他なりません。
先進国の人々が有害物質でもないCO2に関心をもつようになったのは、戦争や飢餓や大気汚染などの命にかかわるリスクがなくなったから。地球温暖化問題は豊かな国の贅沢品なのだ。 pic.twitter.com/5B0foj2LMs
— 池田信夫 (@ikedanob) December 28, 2020
先進国(主にEU)は石炭火力の利用に、説明責任を果たすべきではないでしょうか。
いまどき、石炭火力発電だからって黒い煙がもくもく出たりしないの。白いのがふわっとでておわり。
それは日本の火力発電は先進国で比べても世界最高水準の大気汚染対策がされているから。先進国でこれだよ?途上国に日本の最新鋭火力発電は作ったほうが汚染は減るんだよ!https://t.co/a0CdQcExnF pic.twitter.com/Iva836I21u
— 神奈いです (@kana_ides) January 7, 2021
誠実に対応しなければ、途上国には先進国(主にEU)の言うことに不信感が募るばかりです。
気候変動の問題なんかすごくわかりやすいと思うが、あれ、先進国と発展途上国でものすごく深い溝になってるでしょ。
だって、発展途上国はとにかく安定した経済基盤つくってみんなが飯食えるようにしなきゃならんのに、先進国が100年先とか言って、石炭使うなだのどーだの言ってくるんだからさ…— タクラミックス (@takuramix) November 2, 2021
いち早く経済的豊かさを手に入れた先進国の少女が環境活動家を名乗り地球温暖化問題でCO2排出削減を訴え、石炭火力発電をやめて飛行機や自動車に乗らず、森林を伐採するから肉を食べるなと訴えている。先頭に立つスウェーデンの16歳の少女の頭の中には経済発展によって救われた数十億の人類の姿はない
— 村西とおる (@Muranishi_Toru) October 4, 2019
それよりも、先進国の住民は別の心配をしたほうがいいのではないかとも。
先進国中流以下が「真面目に働く」だけでは生活が困窮していくのは、ある意味では「地球温暖化」のような現象なので、けしからんとか言っても無意味。ミクロな個人としてそれを前提に戦略建てるしかない。>「象チャート」にみる世界的な所得のシフトhttps://t.co/dqrv9B75bI
— 田端塾長@「本音で話せる」田端大学 募集中 (@tabbata) September 10, 2016
日本も参加しているCOP27。EU式欺瞞に振り回されることのない、したたかな対応を願いたいものです。