今からお伝えすることは正真正銘の事実である。性格上、多少大げさな表現はあるかもしれないが「ウソは言っていない」ことを神に誓いつつ、この記事を書き始めたいと思う。
私、P.K.サンジュン(44歳)は、今回ご紹介する『KiKi(キキ)』ほど美味しい袋麺を食べたことが無い。そして未来のことは誰にもわからないが『KiKi』を超える美味しい袋麺に出会う可能性はさほど高くないハズだ。
・台湾マスターおすすめ
つい先日、私は3年ぶりに台湾を訪れていた。その際、台湾をこよなく愛する知人の “台湾マスター” に「なんかいいお土産ないですかね?」と質問したところ、教えてもらったのが『KiKi』である。
マスターいわく「KiKiは本当に美味しいから。ビックリするほど美味しいから」とのことであったが、その時点では「ちょっと台湾愛が行き過ぎているのでは?」と疑う気持ちも無くはなかった。……が、結果的には「その通りでした!」と申し上げるしか他はない。
・お店のブランド
さて、マスターによると『KiKi』は台湾の有名四川料理店「KIKI餐庁」の派生ブランドだという。「台北で最も有名な四川料理の1つ」だと言うから、イメージ的には「銀座九兵衛のブランド」といったところだろうか?
で、台北で近場のスーパーに立ち寄ったところ、あっさりと『KiKi』の袋麺を発見! 価格は5食入りで259元だったから、日本円で1200円弱であった。「袋麺なのに意外とするのね」これが率直な第一印象である。
だがしかし、帰国後『KiKi』を食べてみたら考えが大きく変わらざるを得なかった。……ウマいのである。もうとんでもなくウマいのである! 自分の中にある「袋麺だからMAXこれくらいでしょ?」という基準を、KiKiはいとも簡単にぶち抜いていったのであった。
・作り方も簡単
私が購入したのは「花椒チリまぜそば」という商品で、その名の通り汁なしタイプの袋麺。作り方は非常に簡単で、
熱湯で3分~5分茹でる(3分だと短いから4分は茹でた方がいいかも)
麺を器にうつす
タレと唐辛子を混ぜて出来上がり
……以上である。お世辞にも見た目がいいとは言えないし、なんなら具材はゼロ。……が、鮮烈な山椒の辛さが舌と脳を刺激しまくり! 一口食べたら食べ終わるまで箸を置けない、激ウマ袋麺だったのだ。
・麺もタレも最高!
辛さのレベルは「非常に辛い」と申し上げてよく、辛いものが苦手な人は一口も受け付けないだろう。……が、鮮やかな辛みの中にはしっかりと旨味もあり、メチャメチャ後を引く。さらに2日間、2時間ごとにひっくり返したという「天日干しの麺」も最高オブ最高だ。
もうこのウマさをどう表現してイイのかわからないが、少なくとも「今まで食べた袋麺で1番ウマい」とは断言できる。もしも私がIT企業のお金持ち社長なら、100万円ではなく『KiKi』の袋麺を応募者全員に送り届けることだろう。
・日本でも買える!!
あまりのウマさに衝撃を受け「もっと買ってくるんだった……!」と後悔していたところ、なんとKiKiは2018年に日本に上陸しており、日本にいながらにしてネットで購入できることが判明! しかも4食入りで1260円だったから、台湾よりやや高いくらいの価格設定だ。
さらに言うと私が感動した「花椒チリまぜそば」以外にも「台湾魚介まぜそば」「ネギオイルまぜそば」「香る黒酢まぜそば」「熟成黒酢チリーまぜそば」なども取り揃えられていたので、これは買うっきゃねえ!! KiKiの他の商品については、改めてレビューするつもりだ。
とにもかくにも、この記事をご覧になっていただいたみなさんには「台湾のKiKiという袋麺がとんでもなくウマいらしい」ということだけは是非覚えておいていただきたい。「1日1食、毎日KiKiでもイイ」──。それくらい圧倒的なウマさの袋麺である。