高精度な画像生成AI「Stable Diffusion」をブラウザから簡単に使うことができるウェブサービス「Mage」が登場しました。Mageはブラウザから直接アクセスして無料でStable Diffusionを使えるだけでなく、生成される画像に含んで欲しくない要素を指定するネガティブプロンプトの設定もできるほか、成人向け描写を規制するセーフティーフィルターも解除されているとのことで、実際に使い勝手を確かめてみました。
Mage 🧙 | Free, Fast, Unfiltered Stable Diffusion
https://www.mage.space/
Megaのトップページにはプロンプトの入力フォームが表示されています。試しにプロンプトを入力し、矢印アイコンをクリックしてみると……
数十秒ほどの待ち時間の後、Stable Diffusionによって生成された画像が表示されました。
右下にはモデルのバージョンやガイダンススケール(CFGスケール)、シード値、画像サイズなどが表示されています。
生成した画像は「Download」からダウンロード可能。
また、「Enhance」をクリックして数十秒ほど待つと……
「512×512」だった画像サイズが「2048×2048」になって出力されました。
また、入力フォーム左下の「View Options」をクリックすると……
画像のアスペクト比(aspect ratio)、品質(quality)、guidance scale(ガイダンス・スケール)を調整することが可能です。
さらに多くの画像生成オプションを利用できるという「Advanced Mode」をクリックすると……
アカウントの開設を求められました。利用規約を確認してメールアドレスを入力。
すると、メールアドレスにMageからのログインメールが届きました。「Sign in to Mage」をクリックすると……
アカウントが認証されます。
アカウントにログインした状態で「Advanced Mode」をクリックすると、品質やガイダンス・スケールを細かく調整できるだけでなく、シード値やネガティブプロンプトまで入力可能になっていました。
シード値やネガティブプロンプトを入力して画像を生成してみます。
よいシード値を使ったりネガティブプロンプトで条件を絞り込んだりすることで、より精度の高い画像生成が可能になります。生成した画像の右側に表示される「Return」をクリックすると……
異なるシード値で再び画像を生成することが可能です。画像右側の「Remix」をクリックすると、シード値を維持してプロンプトの微調整などが可能になります。
入力フォーム右側の写真アイコンをクリックすると……
画像を基に生成する「img2img」を利用することができます。
「img2img」で画像を生成してみるとこんな感じ。なお、Mageにはセーフティーフィルターが搭載されていないとのことで、本家Stable Diffusionではフィルタリングされるような画像も生成可能とのことです。
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